ダブルS12最高2018 ゴツメウインディ採用ガルーラスタン
⚫ガルーラ@メガ石
意地っ張り H84 A196 B28 D4 S196
191-154-104-×-101-135 (メガ前)
191-187-124-×-121-145 (メガ後)
恩返し 蹴手繰り 噛み砕く 猫騙し
⚫スイクン@オボン
控えめ H252 C92 S164
207-×-135-134-135-126
熱湯 冷凍ビーム バークアウト 追い風
⚫ボルトロス(化身)@珠
臆病 H4 C252 S252
155-×-90-177-100-179
10万ボルト めざめるパワー氷 威張る 守る
⚫ランドロス(霊獣)@スカーフ
陽気 H84 A164 B4 D4 S252
175-186-111-×-101-157
岩雪崩 ストーンエッジ 馬鹿力 とんぼ返り
⚫ウインディ@ゴツゴツメット
意地っ張り H76 A172 B4 D4 S252
175-167-101-×-101-147
フレアドライブ インファイト 神速 守る
⚫ギルガルド@防塵ゴーグル
生意気 H252 A100 B4 C4 D148
167-83-171-71-207-61 (シールドフォルム)
167-183-71-171-96-61 (ブレードフォルム)
シャドーボール 聖なる剣 毒々 キングシールド
※S12は過去作解禁のシーズンでしたがこのPTは全ての個体をカロスマーク付きで準備する事が可能なので、S13以降も引き続き使用する事ができます。
まず今回の構築を使用する出発点として、「ゴツメウインディを使用したい」という所から始まりました。
(僕はガルーラ以外使えないのでガルーラ軸のPTである事は前提条件でした)
元々「ガルーラスタンでガルーラスタンを厚く見る場合『ゴツゴツメット』の採用は不可避である」という持論があり、それにマッチするポケモンをS10辺りから色々と探していました。
パッと思いつく身近なゴツメ持ちの例としては環境に多く存在するモロバレルが挙げられますが、ゴツメモロバレルの場合相手側のヒードランや挑発ボルトロス、非トリックルーム下でのクレセリアのサイコキネシス等が怖く「相手側のガルーラスタンに対する基本選出4体の中にモロバレルを組み込む事ができない」という問題点が発生してしまいます。
選出する事ができないのでは幾らゴツゴツメットを持たせようとも完全に意味がありません。
つまり、ゴツゴツメット持ちとは対ガルーラは勿論、「ガルーラの取り巻き」にも強くなければいけないという訳です。
しかしそのような都合の良いポケモンがそうそう簡単に見付かるはずもありません。
試行錯誤を繰り返していたところ、ふと以前鬼火ウインディに負けた事を思い出しました。
威嚇でガルーラとランドロスをある程度牽制する事ができ、炎タイプであるにも関わらずインファイトを覚えるのでヒードランへの打点も所持、ボルトロスやモロバレルにはフレアドライブでゴリ押して行けるという事から「ゴツメ+ASインファウインディ、試す価値があるのでは?」と感じたのでここから組む事に。
ちなみに鬼火ウインディをそのまま採用しなかった理由としてはまず外しが怖い事、次に鬼火とはガルーラを置物にして時間を稼ぎ、それによって得をするポケモン(僕が負けた鬼火ウインディ使いの方は瞑想クレセリアを同時採用していました)が居て初めて強い戦法であり、それ以外の普通に殴る構築に組み込むのならばインファ型の方がターン数も少なくダメージも多いから等の理由が挙げられます。
相手側のチョッキランドロスに上から9割(スカーフランドロスに下から確定)、ガルーラやヒードランに上から6割、モロバレルは振り方に左右されますが上から約5割とガルーラスタン同士での殴り合いで優位に立てる珠ボルトロス。
PT内の潤滑油となり、また相手側のガルーラへの第2第3のダメージソースとなる事が出来るスカーフランドロスはガルーラを使う以上迷う事無く入れました。
さて残り2枠ですが、これまで対ガルーラ対ガルーラと狂ったように連呼してきたツケとして雨と砂のPTをこの2枠で対策しなければなりません。
また、サナバレル系へのカードも薄い状況です。
(晴れは珠ボルトロスの10万でH振りリザが高乱数、仮にそれを耐える程Dに振っていた場合BとSを犠牲にせざるを得ないので上からガルーラの恩返しやランドロスの岩雪崩が通るという感じでそこまで辛くはありませんでした)
それらを解決する為に入ってきたのが「追い風スイクン」+「防塵ゴーグルギルガルド」です。
まず追い風スイクンですが、追い風という技は雨と砂に非常に良く刺さります。
砂PTによく入れられているボーマンダが冷凍ビーム警戒で守るor引くという選択肢を取り易いのも特に強く、その隙に追い風を発動させれば上から殴り勝つのは至極容易でした。
雨PTに対しても初手ガルスイクンからの猫追い風で基本的には有利に立ち回ることが可能です。
防塵ゴーグルギルガルドは雨とサナバレルに強く、砂PTでバンギ+バレルと並ばれた時も怒りの粉を気にせずにバンギラスへ聖なる剣を押し付けていく事が出来ます。
基本スペックの高いポケモンなので受け回しをする際に非常に役に立ち、PTとしての動き易さも向上しました。
以下個別説明に移ります。
意地っ張り H84 A196 B28 D4 S196
191-154-104-×-101-135 (メガ前)
191-187-124-×-121-145 (メガ後)
恩返し 蹴手繰り 噛み砕く 猫騙し
文句無しのエースですね。
ガルスイクンVSキノガッサ+@という対面を重く見たのでメガ前S135まで振りました。
噛み砕くは不意打ちと選択ですが、不意打ちはケアされる場合が多いので噛み砕くに。
この技のお陰で滅びやエルゲン系統、ギルガルドに対する勝率が上がりました。
控えめ H252 C92 S164
207-×-135-134-135-126
熱湯 冷凍ビーム バークアウト 追い風
思っていたより数倍は強かったです。
バークアウトは最強の便利技なので抜く事が出来ませんでした。
クレセリア、トリトドン、(弱点保険ではないと判明した)ギルガルド、ポリゴン2等刺さる相手は数知れず。
臆病 H4 C252 S252
155-×-90-177-100-179
10万ボルト めざめるパワー氷 威張る 守る
前回の記事で説明した珠威張るボルトロスです。
maplecat.hatenablog.com
(↑前回の記事はこちら)
彼の攻撃性能には目を見張る物があり、このPTのエースとしての役割をしっかりと果たしてくれました。
正直なところ序盤で彼が落ちると相手を削る札が無くなりほぼ負けとなります。
大切に扱いましょう。
陽気 H84 A164 B4 D4 S252
175-186-111-×-101-157
岩雪崩 ストーンエッジ 馬鹿力 とんぼ返り
イカれた技構成に見えますが、この構成が1番強かったです。
そもそも拘り地震という行為について懐疑的だったのであまり迷う事なく地震は切りました。
エッジは珠ボルトロスをワンキルしたり、対リザYで威嚇やワイドガードをケアしながら殴りに行けたりと(当てれば)強い技でした。当てれば。
意地っ張り H76 A172 B4 D4 S252
175-167-101-×-101-147
フレアドライブ インファイト 神速 守る
ゴツメウインディ、強かったです。
ウインディに向かって鬼火読みや威嚇解除目的のグロウパンチを積んできた場合は完全に餌で、ゴツメダメージ2回とインファイトでガルーラは飛びます。
ちなみに神速は怒りの粉と優先度が同じです。
ミリ状態のガルーラ+モロバレルの並びでも怒りの粉でガルーラを守る事はできません。
レートでは知らない人が結構居たので今これを読んでいる皆さんの中にも知らない人が居るんじゃないでしょうか?
生意気 H252 A100 B4 C4 D148
167-83-171-71-207-61 (シールドフォルム)
167-183-71-171-96-61 (ブレードフォルム)
シャドーボール 聖なる剣 毒々 キングシールド
「AとCの努力値逆じゃない?」と思われる方が居るかもしれませんが大丈夫です、合ってます。
聖なる剣でH252ヒードランが確定2発の調整です。
これにより、「モロバレル+ヒードラン」のようなトリックルームPTも「ヒードランをギルガルドの聖なる剣圏内に押し込む事さえ出来れば」完封可能です。
3枠目の技はワイドガードを選択する人が多そうですが、瞑想クレセリアやトリトドン、ポリゴン2への打点が薄い事とせめてもの対害悪要素として毒々を仕込みました。
展開の遅い相手にはスイクンでバークアウトしながらギルガルドで毒々を撒き続ける事もできたので結果として正解だったと思います。
さてこのPTですが、タイトルにある通り一応ダブルレート2000達成構築です。
ORASが発売されてからS11終了までの間は最高レートがS11の1986だったので、とりあえずXYの時と同じくレート2000プレイヤーに戻る事ができて本当にホッとしています……。
ちなみに最終日の夜中の時点で画像の通りレート2018の9位でしたが他の強者達の追い上げようを見て「このままじゃ1ページ目から落ちる」と思いレートに潜ったところ見事に爆死、最終レートは確認すらしていません()
そして更に悲しい事に、最終日を過ぎ順位が確定した段階で10位の方のレートが2016、潜らなければ2018の10位で1ページ目フィニッシュでした……。
この悔しさをバネに、S13こそは1ページ目フィニィッシュをキメたいと思います!
それでは長くなりましたがこの辺りで締めさせて頂こうと思います。
ここまで読んで下さった皆さん、ありがとうございました!