猫はやっぱりノルウェージャン!

威張る幼女の戯れ言日記

珠ボルトロスと威張る

僕は珠ボルトロスを愛用しています。
具体的には「10万/めざ氷/威張る/守る」の臆病CS珠ボルトロスを愛用しています。


ダブルレートS11初期から使い始め、S13中盤の現在まで全く同じ個体を使い続けているので約2000戦を共に過ごして来た事になります。


ですが「耐久無いのに威張るはないでしょwwしかも電磁波すら採用してないのにwwww」という意見も多いので、この場で「何故珠威張るボルトロスを使用するのか?」という事について明記したいと思います。


※注意
これから記すのは「何故珠ボルトロスに威張るを採用したのか?」という事であり、威張る自体が持つ性質に対し語る事は一切ありません。
つまるところ「威張るは運ゲ技」という事を否定、若しくは弁明するつもりなど毛頭なく、寧ろ物理に対して積極的に威張る事すら多々ある、という事です。
世の中には「威張る」という語句を見ただけで茹で蛸のように真っ赤になって怒り始める人も存在しますが以下の考察では「威張る」という語句が26回登場します。
茹で上がらないよう気を付けてお進み下さい。




まずそもそも何故威張るを採用するなら普通の「耐久型電磁波威張る@オボン」のような型にしないのか?


この理由は至極簡単で、「弱いから」です。


では何故弱いのか?
それは耐久型電磁波威張るの場合、「威張るを主戦術に添えてるから」なんですね。


火力も無く補助技頼りな耐久型ボルトロスは5世代の時と比べ電磁波の通りが悪い事から分の悪い運ゲを仕掛けざるを得ない状況が多くなり、もし動かれた場合は一気に劣勢に陥ってしまうので最終手段である筈の苦し紛れな「物理に威張る」という行為を序盤からする羽目になってしまう場合が多々有ります。


少し懐かしい話をしますが5世代までは電気に対し電磁波で麻痺状態にさせる事が可能でした。
また基本的なメイン火力はラティオスのジュエル流星群という特殊技であり、メガ進化のような超スペックエースも無し、はたき落とすの威力も20だったのでキリキザンもそこまで存在しませんでした。


つまりどういう事か?


ボルトロスの電磁波威張るが異常に強かった」という事なんですね。


ラティオスの流星群を先制威張るで防げばメイン火力を無くした事になり、電気にも電磁波威張るが成立し、行動すればする程バッドステータスをバラ撒き続けるという鬼のような強さがありました。
実際に5世代で実績を残したPTを見てみると「クレセリア&ボルトロスの電磁波威張る+ランドロスバンギラス+その他(ローブシントリトドン等)」のような構築を多く見付ける事が出来ます。


では6世代はどうでしょうか?


まず単純に電気に対し電磁波が通らなくなりました。
また、メイン火力がラティオスからガルーラに変遷した事で「威張るによるメイン火力への妨害」に「動かれたらガルーラの火力が2倍になってしまう」というリスクが常に付き纏うようになりました。
電磁波という技も、余程上手く使わない限り物理超火力の環境では「悠長」と評価される場合が多数です。
更に、キリキザンというポケモンの増加もマイナスポイントです。
クレセリアと違い耐久種族値が低いボルトロスは耐久をオボンに依存している点が大きく、5世代の時と比べて超強化されたはたき落とすを喰らうだけで相当厳しくなってしまいます。
また、彼も物理主体なので威張るを撃ち辛く、不意打ちという素早さ無視の技も持っているのでボルトロス側から見るとかなり分の悪い相手です。


これだけの逆風要素が追加され、まだ威張るを主戦術に添える「耐久電磁波威張る型」が強いと言えるのでしょうか?


答えは上記の通り「弱い」です。


ですが珠ボルトロスは違います。


彼は自身がテラキオン、チョッキランドロス(スカーフランドロス)、ガルーラ等に上からダメージを与える事が出来る、言わば高速エース的な存在です。


威張るが主戦術ではないので採用こそしてはいますがそこまで撃つ場面は無く、基本的にはしっかりエースとして動かしてあげるだけで勝てる試合が殆どです。


では何故威張るを採用するのか?
それは、「本来なら負け確定の試合を45%で捲る為」なんですね。


威張るがある事により高速エースとしての役割を果たしながら、本来なら敗北数にカウントされている筈の試合の45%を威張るで強引に勝ち試合とする事が出来ます。
(ここで間違えてはいけないのがあくまで負け確を捲る為『のみ』で威張るを使うという点です。
この型で序盤から威張ってたら耐久電磁波威張るボルトから耐久と電磁波を抜いた謎のポケモンとなってしまいます。
あくまで本業は『高速エース』という事を忘れてはいけません)


挑発では解決にならない場面も威張るなら捲れるという試合は多々あります。
先制威張るなのでもしトリックルームを使われた場合でも自身の捲り性能に影響が薄いという点もまた、評価ポイントであると言えるでしょう。


以上の事から珠威張るボルトロスは普通の耐久電磁波威張るボルトロスと比べ任せられる役割が多く、負けからの捲り性能も有するとても強いポケモンと考える事が可能なので僕はボルトロスに威張るを採用したという訳です。


僕が自信を持って皆さんにオススメ出来る1匹なので、もし興味を持った方が居ましたら是非とも使ってみて下さい。
奇襲性の高さによるエース性能に加え、ボルトロスがサポート型と間違われ挑発を撃たれるなんて事も多々あるので強さは保証します。




最後に1つ、物理に威張って負け試合を捲った後はTwitterでのエゴサを忘れないようにしましょう。


「TN⚫⚫物理に威張りやがってふざけんな!」等の面白いツイートがあるかもしれませんからね。