ゴツメ毒再生ミロカロスの強み
初めてのポケモン投稿となります、よろしくお願いします。
今回は「ゴツメ毒再生ミロカロス」について考えていきたいと思います。
ミロカロスというポケモンについて、最初は種族値がそこまで高いわけではないのでスペックの低いポケモンだろうと見ていたのですが、ヒンバスの理想個体を貰ったきっかけに考察を進めてみたら成る程、このポケモンの環境への刺さり具合は認めざるを得ないレベルであるという感じでした。
まずゴツメの採用理由ですが、これは勿論「ガルーラへのダメージソースを増やす為」です。
ダブル環境トップのガルーラに対する打点です、あればある程良いでしょう。
再生の採用理由として、基本的に水タイプはガルーラへの有効打が薄く上から恩返し2発で倒される割にこちらからの有効打が熱湯火傷の3割しかありません。
しかし、ゴツメ+再生なら違います。
再生を絡め粘り強く戦う事で防御に専念しつつガルーラを削る事が出来ます。
また、特性「勝ち気」を有するこのポケモンは相手の霊獣ランドロスを強く牽制し、ヒードランにはそもそも強いのでダブルバトルで良く使われる「ガルーラ、ヒードラン、ボルトロス、ランドロス、モロバレル、クレセリア」(俗に言うchalkボルト)系のPTに対し明確に不利を取られるポケモンは「ボルトロス」しか居ません。
chalkボルトはダブルバトル2015年世界大会優勝構築であり、これだけ完成度の高いPTに対し1匹で強く睨みを利かせられるという事を考えるとこのポケモンのスペックの高さ、環境への刺さり具合が伺えるかと思います。
では何故「ゴツメ再生」ではなく「ゴツメ『毒』再生」なのか、それは「ミロカロスを見て出てくるポケモンを逆に毒で狩る為」です。
先程「chalkボルトに対し明確に不利を取られるポケモンはボルトロスしか居ない」と言いましたが、実は「瞑想クレセリア」というポケモンにも明確に不利を取られます。
ミロカロスとは元々火力の無いポケモンなので、クレセリアが瞑想で火力耐久を上げつつ月の光で回復しながら殴る、という行動を取られた場合ミロカロスでは太刀打ち出来ません。
少ない型のクレセリアではありますが、少ないと思って対策を切り「あ、瞑想クレセかよ負け確定だわ~」となるのはよろしくありません。
このような状況を打開する為の「毒々」という訳です。
基本的に瞑想を積んで、回復して、殴ってというプロセスの長い戦法なので、毒々を入れてしまえばこちらは回復を連打してるだけで向こうが勝手に倒れてくれます。
また、毒々はミロカロスミラーにも強いのが高評価です。
chalkボルトに刺さっている性能を持つという事実が認知されてきたのか、現在PGLのダブルバトル使用率ランキングでは12位にランクインするまでにミロカロスというポケモンは増加しました。
ミロカロスというポケモンは基本的に相手のミロカロスに対して有効な技を持っていません。
なので、ここでも毒が役立つという訳です。
その他に「ミロカロスは火力の無いポケモンだ」という先入観を持って出てくる「ポリゴン2」、「トリトドン」辺りにも毒は相当刺さります。
このようにゴツメ毒再生ミロカロスとはゴツメ再生で環境トップを睨む事が出来つつ、毒を持つ事で「ミロカロスを見て出てくるポケモン」すらも逆に餌に出来るとてもスペックの高いポケモンなのです。
ちなみに「モンスター娘のいる日常」では全長7メートルもある「ラミアの抱き枕」が発売されましたが「ミロカロスの抱き枕」は発売される可能性無いですかね?
「ミロカロスの水枕」とかでも面白そうですけど。