構築記事のタイトルで最近よく思うこと
CHALKって名称はダブルバトルをある程度やっている人間なら誰でも耳にしたことがあると思うんですが、
Cresselia(クレセリア)
Heatran(ヒードラン)
Amoonguss(モロバレル)
Landorus(霊獣ランドロス)
Kangaskhan(ガルーラ)
の頭文字を取って“CHALK”なんですよね。
決して「ガルーラを軸に据えた構築=CHALK」ではないワケで、特に最近のガルーラ構築の記事タイトルを見ているとモロバレルが抜けていることが多く、「“A”の枠居ないじゃん……。CHALKとは……?」となりがちです。
そろそろシーズン終わりも近いのでポケモンプレイヤーは自身の構築についての論文を執筆し始める頃かと思いますが、CHALK警察に突っ込まれないためにもこのタイミングでしっかりと覚えておきましょう。
「お前このPTクレセ居ねぇしCHALKじゃ……あっ!テッカグヤの英名が“C”elesteelaじゃ~ん!」みたいな罠(?)もありますけどね。
あとCHALKの読みは「チャーク」でも「チャルク」でもなくて「チョーク」ですよ。
僕が知っている人にもチャルク読みの人がいますが、単純に英単語で「白墨」としての意味を持つ「chalk」が普通にあるのでチャルク読みの人は流石に直しましょうね(小声)
この辺りの話って6世代末期なら知らない人も間違う人もいない印象があったんですが、7世代以降で急に知らない人が増えてきた感じがします。
やはり7世代からの新規参入者が「ふーん、ダブルにはCHALKっていう有名な構築があるのか」と生半可に知ってしまったことが原因なんでしょうかね?
CHALK+Fとかいう構築を簡単かつ爆発的に世に広めてしまったQRシステムが1番悪い!(適当)
異世界スマホから学ぶ、クソアニメが人を惹きつける理由
ついこの前、とある最強覇権アニメが遂に最終話を迎えてしまったことは皆さんの記憶に新しいと思います。
はて、何のアニメのことかわからない?
またまた、ご冗談を。
勿論今期も面白いアニメはたくさんあったと思います。
しかし、「最強覇権アニメ」と銘打たれたならば。
そう、「異世界はスマートフォンとともに。」しかありませんね?
とはいえ、唐突に「異世界スマホは最強覇権アニメ」と言ったところで「何故異世界スマホが最強覇権アニメなのか?」という疑問が生まれるのは必然でしょう。
そこで今日は「異世界スマホが最強たる所以」と「何故人は異世界スマホにハマってしまうのか?」という2点に関して考えていきたいと思います。
⚫各話採点
まずはここからでしょうか。
簡潔に異世界スマホがどれだけの点数を誇るアニメなのかをお伝えしたいと思います。
ここで長くなっても仕方無いので一言コメントと共に、各話を100点満点でサッと採点していきます。
・1話:10点
とりあえず第1話なのでわかりやすい点数。
サクッと死んでスッと転生するスピード感。
・2話:13点
ピンク侍とリカバリーのクソさで90点吹き飛びましたがスゥの泣き顔が有り得ん可愛いので加点3点です。
・3話:5点
伝説の回。
伏線を雑に吹き飛ばす様はまさに“将棋”と呼ぶに相応しいでしょう。
・4話:3点
名言回である3話に隠れがちな実はヤバい回。
3話の終わりから引っ張った案件を4話冒頭5分で解決。
・5話:15点
肌晒し回。
スライムを話に絡めるもヒロインが可愛くないのでエロくならない。
・6話:1点
またも隠れたヤバい回。
ちなみに僕が「異世界スマホの中で1番クソな回」を選ぶならこの6話にします。
ヒロインが嫉妬より先に自らの立場を手放すような言動をするのがヤバすぎて人間味を見出だせないのがもう……。
また、後々多用することになる
“エンチャント” と “マルチプル”
のコンボも(記憶が正しければ)ここが初出だったはずです。
このコンボだけでも適当さMAXで笑ってしまいますが、Bパートに出てくる伝説のドラゴンすらも主人公を持ち上げる駒としてゴミのように使い捨てられていて、あまりの“圧”に震えるしかありませんでした……。
・7話:10点
開幕主人公持ち上げ。
琥珀は可愛くてスリップは強い。
・8話:12点
女児を拾った以外で特筆すべき点は無い。
・9話:4点
これも隠れたヤバい回。
戦国時代のような環境でゲートによる瞬間移動を使用して本陣に侵入しておきながら、自己紹介をするだけでスッと信用してもらえる辺りが凄まじいです。
・10話:25点
水着回、それだけ。
・11話:15点
そういえばTwitterで発生した「異世界スマホの11話があまりにも面白くないせいで炎上した話」ですが、少し考えるとコレに便乗している人類の100%がマトモに異世界スマホを観たこともない、ただ叩きたいだけの人類であることがわかります。
それは何故か?
仮にあの苦行を毎週欠かさず追っているのなら、11話を観て「過去最大につまらない」と評価する可能性は確定的に“ゼロ”だからです。
議論の余地すらありません。
パッと思い付くだけでも3、4、6、9話が絶望的であり、これらを差し置いて「11話が至上最大の苦行」など口が裂けても言えるはずがないのです。
話の展開に対しても、ここまで追っていれば普通の人間ならば「このアニメは『そういうもの』である」と理解しているはずであり、11話や(更に言うなら12話も含む)に対してストーリーへの希望など求めるはずがないですからね。
・12話:8点
ピンク侍とパンチマンの2人がメインヒロインにも関わらずこの期に及んであまりにもしんどいので減点が多くなってしまいました。
さて、これで12話全ての採点が終了しました。
平均点数は約10.083、まごうことなきクソアニメですね。
しかし、冒頭で語った通り、このアニメは「クソアニメ」でありながら「最強覇権アニメ」なのです。
では、何がこのクソアニメを最強覇権アニメ足らしめるのでしょうか?
鍵となるポイントは5つ存在します。
①話のネタになるつまらなさ
まずわかりやすい点から見るならここでしょうか。
ただ「つまらない」と一言で表しても実際には様々なつまらなさの度合いがあるのは皆さんもご存知かと思います。
また、アニメに関わらず、全てのコンテンツが人の目に映るポイントの1つとして「話題性」というポイントが存在します。
そう、異世界スマホは「つまらない」のではなく「あまりにもつまらない」のです。
単なるつまらなさならともかく、ここまで突き抜けてくれれば逆に話のネタになるでしょう。
話のネタになるとはすなわち話題性の存在であり、ひとたび話題に上がれば「そこまでつまらないのならちょっと観てみるか」と怖いもの見たさの感覚を利用して人を釣ることができます。
同時期に放送されていた「ナイツ&マジック」も(確か)異世界スマホと同じなろう原作の作品ですが、どちらもつまらなかったことに対して話題性に関する明暗は一目瞭然だったかと思います。
人々の話題に上がり、そして、人々に観てもらうこと。
これが無ければいくら最強覇権アニメの素質があったとしても、それは宝の持ち腐れです。
②脳死を越えた完全なる虚無
僕は登場人物の中でメインヒロインに位置付けられている4人のヒロインの名前を1人しか言えませんでしたが(多分今は1人も言えない)、全話視聴を終えた今振り返っても全く不都合はありませんでした。
結局誰が何をやろうと「異世界スマホ」としての話の展開は「主人公が最強」という全く変わらないものであり、主人公がヒロインの名前を呼んだときに「ああ、そういえばコイツの名前は⚫⚫だったな」と思い出すだけで十分なのです。
ちなみに「脳死」と言えば日常系萌え豚アニメですが、異世界スマホはそれすらをも超越しています。
何故なら日常系は萌え豚を釣るために登場人物が可愛く設定されており、オタクはその可愛い女の子の一挙手一投足に全神経を集中させるからです。
これに対し異世界スマホの本質は「転生チート主人公」、つまり主軸が「可愛い女の子」ではなく「無双する主人公」なので日常系ほど可愛さに特化しておらず、結果としてどの要素を見ても脳を使う理由が存在しないのです。
そのレベルで脳みそが要らない異世界スマホですが、これには明確なメリットが存在します。
それは「完走しやすい」というメリットです。
異世界スマホを視聴している時間というのは完全なる虚無であり、オープニングのイントロが流れてこの手を掴んだかと思えば既にエンディングなので視聴者への負担がゼロと言えます。
故に放送する曜日と時間さえ忘れなければ完走はかなりしやすい部類と言えるでしょう。
また、先述の通り話題性に事欠かないアニメでもあるので「次はどんな地獄を見せてくれるのだろう?」という期待感も継続的な視聴の追い風となっています。
ちなみに参考までに他作品も含めてニコニコ動画の1話再生数と12話再生数を調べてみると(10/8早朝時点)
アホガール
136万再生→40.5万再生
異世界はスマートフォンとともに。
44.4万再生→19.9万再生
NEW GAME‼
36.5万再生→18.5万再生
ようこそ実力主義の教室へ
32.4万再生→12.9万再生
プリンセス・プリンシパル
34.6万再生→10.3万再生
天使の3P!
25.5万再生→6.9万再生
地獄少女 宵伽
20.9万再生→4.8万再生
他作品に関しては同クールの中から無料で視聴できそうな作品をパッと調べただけですが、とりあえず異世界スマホを見てみると約45%の完走率を誇っています。
これはビッグタイトルであるNEW GAME‼に近い数字であり、「ようこそ実力主義の教室へ」以下の一般的に不人気ではないが大人気とも判断されない、所謂「普通」のアニメとは一線を画しています。
ここまで面白くないと言われ続けながら、こんなにも完走者を輩出したアニメが他にあるでしょうか?
また、同じく脳死アニメであるアホガールですが、再生数こそ多けれど完走率はギリギリ3割を切っていることを考えると、やはり脳死だけではなく、その先を行く“虚無”こそが視聴継続の鍵と言えるでしょう。
③面白くなさすぎて面白い
誰しも精神的にストレスを感じる場面に当たってしまった経験はあるかと思います。
そして、そんなときに人は無意識下である行動を起こすことがあります。
「事実を意図的に誤認し、そちらが真実であるよう思い込む」
という行動です。
単純な例を挙げるなら、テストなどが適切でしょうか。
例えばテスト後に配られる解答表で4択問題の答えが1だった場合に、自分は2と書いたような気がするがあまり詳しくは覚えていなかったとき。
「うーん、俺なんて書いたっけ?2だった気がするけど……いや、もしかしたら1だったかもしれないなぁ、1って書いた気がしてきた」
この人は、自分の回答は多分2だろうと思っています。
しかし、そうなると自身の間違いが確定してしまうので、記憶が曖昧なのをいいことに1を書いたかもしれない可能性に縋り始めます。
するとあら不思議、本当に1と2で半々くらいの確率で回答したように思えてきて、実際にどう回答したかわからなくなってくるのです。
皆さんも1度はこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?
あまりに面白くなさすぎるストレスにより脳が危険な状態に陥るのを避けるため、意図的に「これは面白いアニメなのだ」と脳が誤認し、それを僕達はそれをそのまま信じ込んでしまいます。
ここが1番「人が異世界スマホにハマってしまう理由」であり、②で記した虚無による完走の容易さと合わせて「どう頑張っても面白くないのにちょっと面白い気がしてついつい見てしまう」現象を引き起こしているのです。
全く同じ流れとして、あまりに限界すぎて「いやちょっと待て、実はコイツは可愛いんじゃないか?ほら、おっぱいもでかいしやっぱり可愛い!そうだ、コイツは可愛いんだ!」と評価された、知的障害を患っているキャラクターを僕達は知っているはずです。
ちなみに僕が桜ねねで1番好きなシーンは「社内冷蔵庫を勝手に開けて中のプリンを食べた結果、他の人の物だと判明して青ざめる」という気が狂ってるとしか言いようがないシーンなんですが、あまりにも好きすぎてスマホの待ち受け画像に設定してしまいました。
④雑な伏線とあまりにも速い展開
いやまあ伏線というかなんというか、例えばOPのサビ前でバーン!と出したイケメンキャラが最終話Cパートのラスト1分でしか出ないなんてことあります?
各話の採点でも書いた通りこの作品は全体的に「あっ!問題が発生した!」→「即解決(5分)」の爆速スピードです。
正直言って(正直に言わずとも)中身も何もあったものではありません。
しかし、これは上に記した通り「減点ポイント」ではなく「異世界スマホが最強覇権アニメである鍵」なのです。
さて、物語には当然「パターン」というものが存在します。
例えば推理物。
探偵である主人公が鮮やかにトリックを見破り犯人をピタリと当てる、これも当然ながら推理物における「パターン」です。
しかし、パターンとはパターンであるが故に覚えられてしまいます。
劇場版の名探偵コナンを観ても「はいはい、どうせコナンが犯人見つけてビル爆発するか船爆発するか飛行機爆発してギリギリ回避して終わりでしょ?」となってしまうのは、悲しいかなパターンが一定であるが故に避けられないのです。
そして、異世界モノとは問題が発生したことに対し主人公がチート無双をして解決というパターンから悲しいくらいに逃れられないのです。
では、どうすればいいのか?
パッと思い浮かぶのが「パターンの改革」です。
例えば先程の推理物。
とある作家のとある作品は「物語の語り部が実は犯人である」という、ある種裏技とでも言えるような叙述トリックを使用して読者の度肝をブチ抜きました。
このように、パターンに囚われているという点を逆手に取り、新しいパターンをより鮮やかに見せ付けるという手法は「新たなパターンの発見」という難しい壁さえ乗り越えれば相当に効果的な手段と言えるでしょう。
或いはパターンは一定でも中身を変える方法もあります。
結果だけ見るならば「主人公が無双する」という点で同じパターンだとしても、チートによる無双なのか、はたまた修行による覚醒及び進化なのか。
小さな変化かもしれませんが積み重ねれば「新鮮な楽しみ」を提供できる可能性は高まります。
しかし、異世界スマホの到達した結論はそれらとは全く違うベクトルでした。
それは、「原因(問題発生)と結果(問題解決)の間を全て省略する」というものです。
成る程、問題発生と問題解決はパターンという概念を越え、どの作品にも存在します。
「何か」が無ければ物語は始まらず、「何か」が終わらなければ物語は終わりません。
何も起こらなければ、そこには物語すら起こらないのです。
これはパターンなどという話ではなく、物語が始まって終わるためには必要不可欠な要素です。
そう、異世界スマホはこの最初と最後だけを提示することにより「パターンの改革」でも「パターンは同じでも中身を変える」わけでもなく「パターンからの脱却」を試みたのです。
“どうせ「結局チート主人公が無双して終わるなら全部同じじゃん」と言われてしまうのなら、いっそのこと中身を全部無くしてしまえばいいのではないだろうか?”
とはいえ中身を無くし最初と最後だけを提示するという発想と、それを実際にやる勇気と判断力、これには脱帽せざるを得ません。
また、1話で1つの問題を解決するどころか何ならAパートとBパートで1つずつ問題を解決してしまうような勢いなので非常にコスパが良いと言えます。
結論として1クールの中に入れることのできる事件が多く、よって“密度が薄い故に密度が濃い”という何を言っているのかわからない現象までやってのけました。
雑に考えられていると、無駄かつ即座に消費されていると思われていた異世界スマホの伏線には、実はここまでの緻密な“意図”が張り巡らされていたのです。
ここまでのことをやり遂げる手腕、これを「最強覇権アニメ」と言わずして何を覇権と言いましょう?
⑤琥珀が可愛すぎる
最後は単純に可愛すぎて覇権取れました、という普通の覇権の取り方(?)なのですが、コイツだけ他アニメで通用するレベルで別格のマスコットキャラクターです。
ヒロインとはなんだったのか?
ちなみにランキングを作成するならば
Teir1 琥珀
Teir2 スゥ、リーン
Teir3 国王獣王その他老人
Teir4 その他
です。
さて、以上5点を簡潔に纏めると
「異世界スマホはクソアニメであるが故に神アニメであり、神アニメであることに加えて琥珀が可愛すぎるが故に最強覇権アニメなのである」
となります。
最初からこれだけ言えば良かったかもしれません。
⚫結論:2期はよしろ
Blu-rayを揃えるのは金欠オタクには少しばかり高価なので、僕は小説版を揃えようと思います。
最後に僕が異世界スマホで好きなシーンを数枚投げてこの記事を終わろうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
エラッタについて思うこと
COJはエラッタ後のカード性能が最初から提示されていたら、果たして顧客はカードを購入していたのか?という点について考えるべきだと思う
— もみじねこ (@MapleCat_87) 2017年9月6日
エラッタが悪いとは言わない
悪いとは言わないが、強カード出すだけ出してすぐエラッタしてはいオワりじゃSAGIと揶揄されても擁護できない
やっぱり魔素システムが無いんだし、下方するならするで何らかの補填は必要だと思う
— もみじねこ (@MapleCat_87) 2017年9月6日
最高レアリティだろうと死ぬほど簡単に下方するんだから
まあ結局「ぜってぇエラッタするだろ」っつってイシス集めなかった俺は正解だったし流石に学んだよね
— もみじねこ (@MapleCat_87) 2017年9月6日
こういう学びが企業にとってプラスかマイナスかと言われたら明らかにマイナスだろうけど、プレイヤー側も流石に学ばなきゃやってられんからな
強カード出して詐欺る商法は遊戯王レベルのビッグタイトルでようやく成立する話であって、COJはまずSAGIするスタートラインにも立てていないってワケ
— もみじねこ (@MapleCat_87) 2017年9月6日
まあこういうことですよね。
勿論上記ツイートにもある通り、エラッタは悪いことではないと思います。
紙媒体のカードゲームと比べて特にデジタルの強みを活かせる部類でもあり、少なくともぶっ壊れを作っては禁止制限で紙屑にしつつまたぶっ壊れを刷る詐欺の循環をするくらいならば積極的にエラッタをしていくべきでしょう。
ただし、それは「禁止制限乱発と比べるならばまだ良いこと」という意味であり、「やらないで済むならそれに越したことはないこと」なのも事実です。
例えエラッタがあるとはいえ、逆に言えばエラッタされるまでの期間はぶっ壊れた環境に付き合わされることになるのですから。
そもそもカード開発の段階から綿密な調整を行い、エラッタはあくまで「緊急手段」であるべきなのです。
また、プレイヤーは当然「エラッタ前の情報」を見てカードを買います。
そして、それが1年どころか半年すら経たずエラッタによりゴミカードと化した場合、プレイヤーがそのカードを得るために使用した費用は丸々損です。
(その期間そのカードで遊ぶための権利を得るための投資と捉えることもできますが、それならば『そのように』商品情報を提示されて然るべきです。
最初から『2~3ヶ月最強カードで遊ぶ権利を得るために数万払えるか?』と問われた場合に果たして何人がそのカードを購入するでしょうか?)
当たり前ですがプレイヤーは最初からゴミカードを提示されていれば買うことはなかったでしょう。
最初は強いカードを提示され、金を落とすだけ落とした後にエラッタされてしまえばそれはもう残るのは開発に対する不信感のみであり、ましてや同じパターンを何度も繰り返されればプレイヤーがいずれカードを買わなくなるのも必然です。
また、エラッタで発生したプレイヤーに対する損失を緩和する方法の1つが魔素システムによる補填であり、デジタルカードゲームの中でも特に有名なハースストーンとシャドウバースはこの点でまだプレイヤーがカードを買う動機を維持できていると思うのですが、残念ながらCOJには魔素システムが無いのでエラッタされたゴミカードを得るために払っていた費用は一切の補填すら無いままドブへと消えていきます。
COJは本当にシステムが優れているゲームなので魔素システムが無いならば何らかの補填方法を考案し、何とか持ちこたえてほしいと願ってなりません。
(というかスマホ版のCOJPは魔素システム採用してんだからはよ本家に逆輸入しろ)
と、ここまでがCOJを題材にした「エラッタの在り方」の話でした。
ここからはハースストーンに関する「実際のエラッタの内容」についての話(愚痴)です。
端的に言って(多分誰もが同じ感想を抱いているように)「ヤバい」の一言に尽きるんですが、何がヤバいってあれだけヘイトを稼いだ翡翠ドルイドが何なら強化されていそうなエラッタ内容なところなんですよね。
単に強いカードの頭を凹ませるだけではなく、各ヒーローの特色を考えたり他のカードとの兼ね合いや使用率に対するカードの効用指数まで考えた開発の努力は認めようと思うんですが、逆にそこまでやった結果がこれならばまだ「適当に下方しました」と言ってくれた方が良かったまでありそうな気がしてきます。
確かに翡翠の爆発力もアグロに対する防御力も減りましたが、それ以上に翡翠を喰うアグロ系のデッキが殺されているんですから世話無しといったところです。
ただ、何故か下方されたシャーマンは置いておき、基本的には翡翠ドルイドとそれを見るアグロという構図の双方が叩かれたので、第3勢力、特にプリースト辺りはかなり追い風かもしれませんね。
パラディンも可能性がありそうですが、プリーストに対してリソース負けするのでン=ゾスやヒロパワンキルのようなでかい一発をブチかますタイプの方が良さそうです。
僕はアーファスから死者の軍団を引いてきて6ターン目に光ラグナロスとティリオンを出すゲームをします。
⚫結論
デジタルカードゲーム、紙媒体と比べてエラッタの手軽さという最強レベルの方向修正手段あるのに何故こうも環境がぶっ壊れてしまうのか
— もみじねこ (@MapleCat_87) 2017年9月5日
まあ結局オタクはカードゲームなんか辞めて大人しく異世界スマホを観るのが丸い選択です。
スマホ、あまりにも覇権アニメすぎて正直ビビってます。
このように障害者度合いを下方向に突き抜けさせ、ガイジすぎて一周回って面白いのでは?と思わせる手法、完全に既視感がありますよね……。
感想
僕ならエルフーンのノーマルZをバルジーナに防がれた時点でブチ切れて切断しながらリアルファイトチャンピオンシップス2017を開始しますね。
というのはまあ冗談として、WCS2015以来の日本人優勝は日本人として素直に嬉しく思うと共に、改めて凄いなぁと思うばかりです。
何が凄いのかと問われたらそれは3戦目の立ち回りでしょうか。
プレイングミスというのは当然誰にでも起こりうるものですが、それには本人の心理状態も深く関係してきます。
たかだかレート2000チャレンジ程度の緊張感でプレイングミスを頻繁に起こしてしまうような僕から見たら「世界大会決勝の3本目」かつ「初手に絶大なディスアドバンテージを被ってしまった状況」という心理状態で冷静に勝ち筋を追うプレイングはとてもじゃないが絶対にできないだろうなぁと感じました。
多分僕なら途中で「あー、これは流石に願望プレイすぎるかな?いや、でも初手が痛すぎたしこの行動通ってくれるレベルじゃなきゃアド取り返せないだろうしなぁ~~~頼む~~~~~」とか言いながら超ハイリスクな一点読みのプレイングをやり続けて死んでいたんだろうなぁ、と。
Twitterなどを見ていると2本目の立ち回りに関しての意見が多少見受けられますが、まあ結局のところ岡目八目、外野が何言ってもその「外野」が「当人」になったと仮定して果たして同じプレイングができるか否かで言えば間違いなく「否」ですからね。
と、そんなことを考えながらWCSシーズンにありがちなモチベーション一瞬だけ回復マン同様僕も全国ダブルに潜ったのですが、初戦からよくわからないサイドチェンジデスカーン+珠シザリガーに轢き殺されたのでめでたく再引退を果たしました。
おしまい。