CL千葉対戦レポート
期末テストも無事に終わり卒論も既に提出したことで晴れて卒業が確定した身分。
清々しい気持ちで行くことができた関東の旅行は本当に楽しかったです。
(わぁ~い!はるやすみだぁ~~~!)
ということで、今回は先日行われたCL千葉の対戦レポートを書いていこうと思います。
結果としては予選スイスドロー8-0で4位抜けからの決勝トーナメント1没のベスト64でした。
正直言って(勿論どのCLでも出場するからには優勝してやるぞってくらい真剣に気持ちを込めて頑張ってはいますが)ここまで上手くいくとは思っておらず自分でも驚いています。
あの隔離された決勝トーナメントのエリア内に呼ばれる名前の中に自分のものがある嬉しさ、ギャラリーに囲まれた中で試合をする高揚感、CL東京では一歩及ばなかったそれを体験することができて本当に忘れられない思い出となりました。
勿論、ほんのちょっと、ほんのちょっとだけ欲を言わせてもらうなら決勝トーナメントの初戦は勝ちたかったなという思いはあります(笑)
結果だけ見れば予選を抜けたとはいえベスト64であり、CL東京の29位(ベスト32)より低いものであることには違いないですからね。
とはいえこの部分は自分の弱さであり、それをこれから乗り越えていく勝負強さを身に付けることが僕の課題だと思います。
でもマジで北海道から一緒にCL出て当日エクストラレギュ予選決勝計6-3だったこの人↓がベスト16のCSP150+上位スリーブ+上位エスケープボードだったのに対して当日スタンダードレギュ予選決勝計8-1だった僕がベスト64のCSP80+上位エスケープボードだけなの許せねぇ~~~~~~~~(笑)
(ベスト16おめでとうございます、魔境環境で唯一のベスト16ピカゼクは割と凄いと思ってます)
●外れた環境読みと使用構築
使用構築は上の画像の通りルガゾロです(こいついつもルガゾロ握ってんな)。
シティリーグ札幌で使用した構築と比べ、エスケープボードが抜けた代わりに黄昏ルガルガンGXが採用されています。
これは環境読みとも関わってくる選択なのですが、まず最初にCL千葉への出場が確定した際、僕は的外れな淡い期待を抱いていました。
「実は案外ピカゼク少ないのでは?」と。
CL東京で「ロストマーチがヤバい」と騒がれ、蓋を開けてみればゾロジュナおよびジュナキュウやギラマネロのような地獄のロストマーチ包囲網が形成されていたように。
CL新潟で「ジラサンがヤバい」と騒がれ、蓋を開けてみればアローラベトベトンおよびアブソルやギラティナ+滅亡の光のような地獄のジラーチ包囲網が形成されていたように。
今回も最有力候補が流行るのではなく、それを食い物にするメタ構築が爆発的に流行り「上位じゃほぼピカゼク見なかったね、スイスドロー中盤の1~2敗ラインにめちゃくちゃ固まってたけど」みたいな感じになるかもなと踏んでいました。
その中で1番ありそうなのが同じ上位構築に代表されるウルネクおよびジラサン構築で、ウルネクが流行るならミラー厚めかつジラサンにも強いアセロラ+回転飛行コケコに重きを置いたタイプかつイクリプスムーン入り、ジラサンが流行るならピカゼクやフェロマッシにも戦えるフーパおよびVビートのビクティニなどがタッチされたタイプが多いと思っていました。
(ピカゼクだけを見るならルカリオですが、ルカリオに寄せすぎるとウルネクとジラサンが無理なので仮にあるとしてもルガゾロルカリオだろうと思っており、ルガゾロミラーでのルカリオはそこまで強くはないのでピカゼク包囲網としてのルカリオの存在は自身がルガゾロを握る逆風にはなりませんでした)
とにもかくにも「ピカゼク環境よりかはピカゼク包囲網環境」、「ミラーを見たウルネクかピンポイントな工夫を凝らしたジラサン」という環境読みをしていた僕にとって黄昏ルガルガン入りのルガゾロはかなり信用できる選択でした。
単純に黄昏ルガルガンはピカゼクに対してGX技や火力増加などをせずともワンパンが可能でありその点で優位に見えることも採用理由ではあるのですが、他にも序盤のウルネクに対して鋼エネルギーをトラッシュに送ることで次ターン以降の要求値を増やせるのがかなり高評価です。
特に最近のウルネクの構築では鋼3、鉢巻0、ビーストエネルギー0or1のような「鋼や鉢巻を薄くしてでも回転率を高め、環境に多いtagGXを260で2回倒した方が良い」という視点の構築が多く、そのような条件下だと「鋼エネルギーを破壊した時点でどう頑張っても手貼りとサイコリチャージでは次ターン180しか出せない」というターンが存在します。
ここで強引に1ターン作り出せる可能性のある選択肢を黄昏ルガルガン1枚で生み出せるのは強く、単純なピカゼクメタに留まらない汎用性があると考え採用に至りました。
ジラサン相手にはアローラベトベトンとジャッジマン、アセロラなどを友達手帳で使い回していきアドバンテージの差を開かせていくことで勝ち筋を見出だせます。
こうしてルガゾロ+黄昏ルガルガン+アローラベトベトンまでは確定し、残りはマニューラの有無、アローラキュウコンの有無、ルカリオの有無くらいになるかなと思いながら試行錯誤を繰り返します。
結果的に採用したのはマニューラだけでした。
理由はまず上記の環境考察から対ウルネクを重く見ていた僕にとってマニューラの打点はやはり高く評価できること、ピカゼク相手にもワンチャンス特性4体+原野+鉢巻の240が狙えること、テテフを3枚入れている関係上フィールド整理のためにクチナシを入れたく、その蘇生役として優秀なことなどが挙げられます。
また、試合中に非GXアタッカーを挟めるという点も単純に強く、他にも意識外のリザードンやクワガノンなどと唐突に当たっても戦えるのは高評価でした。
アローラキュウコンを入れなかった理由に関して、僕がまだブラッディアイを高く評価しているという点が挙げられます。
ルガルガンとこのポケモンの関連としてどちらもエネルギー要求が重いという点があり、お互いが同じ試合で技を撃つのはほぼ不可能です。
となると対面を見て使う方をスイッチすることになるのですが、ルガルガンに関してはブラッディアイが優秀すぎるため結局はほぼ確実に場に出ることになり、しかしキュウコンで殴るマッチアップの場合ルガルガンはそれ以降の仕事は無く盤面に要らないポケモンが1枠増えます。
結局キュウコンで強い対面はほぼフェロマッシ程度で他の場合「どうせ殴るならデスローグでも大差ない」と思うことが多かったので、ルガルガンとエネ要求の噛み合いが悪いことを理由に抜けていきました。
僕が「まだブラッディアイを評価している」と書いたのはここであり、ルガルガンを抜いてエネ要求の少ないゾロアークやルカリオと組む、所謂ル“カ”ゾロ+アローラキュウコン&アローラベトベトンのような構築になるなら盤面としてもエネ要求としても綺麗なんですが、結局ブラッディアイが強すぎるんですよね。
ゾロアークで2Tライビを撃つ際にグズマでしか裏を狩れないのか否かは大きなポイントであり、終盤の詰め筋の拡大にも関わる(裏を呼びながらクチナシなど)のでこれを抜く選択肢はありませんでした。
アローラキュウコンも決して弱い札ではないので機会があれば使いたいですね。
そして最後にルカリオ。
これはめちゃくちゃ悩んだ上での決断なのですが、まず単純にルカリオを採用する場合は今までのようなウツギ主体の構築にすることができません。
そうなるとボールリーリエ構築になってくるのかなというところなんですが、これがあまりにも弱いのなんの……。
あまりにもボールリーリエ構築が弱すぎてそもそもピカゼクに勝てるレベルで種が並ぶか怪しく、ハイパー4ネスト4ポケモン通信4から原野を諦めせせらぎまで入れるのか?と自問自答した結果、そもそも環境自体がピカゼク包囲網なのでは?と考えていた当時の僕にその選択をする意味は残念ながら見出だせませんでした。
結局ピカゼクに対してもルカリオを採用していない=即負けとはならず、例えば先攻を取って1エネイワンコを作れたり後攻だとしてもグズマフルドライブを先2で言われず1エネイワンコが生存していたら普通に何とかなるのでそもそもピカゼクを踏むか否かという自身のマッチ運と右手に宿るジャンケン運とを信じることにしました。
このように環境読みを交えつつルガゾロおよびそのデッキ内容を選択していったのですが、結果的にこれらの環境読みは外れたものとなり、上位構築の分布は1位ピカゼク2位フェロマッシだったので自身の読みが浅かった部分は否定できません。
ちなみにフェロマッシ自体の流行はそこまで読めていたわけではないものの、ピカゼクウルネクの環境下だとかなり使い込まねば勝てるとは言えず、「フェロマッシ適当に握ったら勝てましたww」という層が薄い以上は分母として多いとは言えないのでそこまで無理をしてまで見る必要がないかなとも思っていました。
(逆にこの環境でフェロマッシ使いと当たったらよほど環境読みとプレイングを磨き込んだ強者だろうなと思っており、結局そういう意味でも母数は大きいとは言えないので自身と当たる確率を加味しても構築を歪めてまでアローラキュウコンを採用してフェロマッシに厚くする必要性は薄いと考えました)
加えてサーナイトニンフィアやHANDのような構築は時間切れの関係上スイスドローで勝ち上がるのは難しいのでは?と思っており(Twitterで『いや~、粘って時間切れに持ち込んでやりましたよ笑』みたいなツイートが発掘されるレベルなので)、それもフェロマッシ同様に分母を考えると当たったら誤差だろうと切ることにしました。
結局全てに勝てる構築は存在しないので、コストパフォーマンスを考えて構築を組むのが大事なのかな、と。
勿論実際に切った構築を踏み抜いて発狂することもあるんですが、デッキパワー自体は高い構築なので頑張れば何とかなるイメージもあります。
その他の構築の細かいところを説明すると、初動が命の構築故にテテフ3ウツギ2のラインはズラせず、デデンネを採用した関係上ベンチが埋まることも多くなったので泣く泣く破れかぶれを諦めました。
また、個人的に好きだったディアンシーpsとスレッジハンマーですが、こちらもベンチワークが厳しいことに加えて仮想敵のピカゼクがサイド4をジャンプする性能を有していることからこちらも断念。
とはいえこれらの諦めたカード達は当日実際に欲しいタイミングが特に無かったので悪くない選択だったなと思います。
また、CL新潟から気に入っている友達手帳とシティリーグ札幌から採用していたレスキュータンカの2枚目はやはり正解でした。
特にデデンネを採用したことから切りたくないリソースを落としてしまうケースが多く、そういうタイミングでリカバリー可能な札が山に眠っているか否かはプレイングがブレない安心感を与えてくれます。
また、レスキュータンカは友達手帳以上に役割の多い札であり、クチナシ+タンカによる気絶したマニューラの即戦線復帰や単純にブラッディアイの使い回し、或いはアクセルロックでピカゼクを1体倒した返しにフルドライブでルガルガンが落とされたカウンターとしてのタンカユニットエネルギーラジアルエッジGXなど、2枚フルで使用する試合は多かったです。
基本的な構築の説明は以上になります。
勿論ピン積みメタカードも大事なんですが、ルガゾロのルガゾロ然とした動きを考えるとやっぱり進化ラインでのメタカードは事故に繋がる以上積みたくないというのが本音で、それが構築にも出た感じがします。
では、以下対戦レポートです。
●予選1戦目:ピカゼク:○
起床時に小さめのエナジードリンクを1本飲んでいて、初戦だし気合い入れるためにもう1本追うか!と2本目をキメたら全身から汗が出て吐き気も催してきたので流石に焦りました。
動悸、息切れには救心やろと思いつつ、あと3分で薬局へ行き救心を買って服用するのはどこでもドアがなければ不可能なのでCL新潟の初戦同様エチケット袋を上着のポケットに忍ばせて試合に挑みます(ただのアホ)。
とりあえずジャンケンは先攻取れたので落ち着きをいくらか取り戻しました。
ウツギからデデンネで強引にエネルギーを探しにいき、1エネイワンコを作り出しエンド。
相手は1パーツ足りず裏1フルドラできず、こちらは返しのターンにアローラベトベトンを立て動きを止めた上でピカゼクをブラッディアイデスローグで喰い投了で勝ち。
一応1エネイワンコが用意できていたので裏1グズマフルドラじゃなければ何とかなっていたとは思うんですが、何はともあれ一安心。
●予選2戦目:ピカゼク:○
今日1番の迷試合。
ホンマかポイント8億くらいありました。
まずジャンケンには負けたのですが、相手が「では後攻を選びます!」と宣言。
この時点で「あっ……。まあジラサンかピカゼクだろうなぁ」と思ったら相手が種無し7枚でハンドの付け替えからほぼピカゼク確定。
それマリガンするくらいなら先攻取った方が良かったのでは?とか思いつつ、まあ貰った先攻は有効活用しようと気合いを入れ直します。
1マリガン後、相手が場に伏せたカードは2枚。
「ピカゼクゼラオラかピカゼクピカゼク辺りかなぁ」と考えているとまさかのバトル場にデデンネ、ベンチにコケコpsで絶句。
そこまでしてコケコpsをベンチに置きたいのか……(困惑)とか思っていたものの、相手のプレイングとか以前にこちらのハンドがオワっていて白目。
ニューラスタートエネ貼りリーリエ3ドローみたいなことをして、引いたゾロアをペタ置きして終了。
盤面、ニューラとゾロアだけでオワりを確信。
お相手裏1フルドラ前ベタ貼りでポケモンカードゲームが上手。
「このままじゃゾロアでぶつかって終了では?」と思いましたがトップテテフでギリギリ救われ、ウツギを使用。
ウツギの1枚をポケモン通信でデデンネに交換し、盤面はバトル場に初ターンペタ置きしていたゾロア、ベンチにはイワンコ、メタモンps、テテフ、デデンネという形にしておきつつイワンコに1エネを貼りターンを返します。
ここでお相手「お、テテフ引いた。ワンダータッチグズマで」の声で負けを確信。
1エネイワンコを呼び出され、タッグボルトGXで裏のメタモンpsと両取りされることでこちらの盤面がゾロア、テテフ、デデンネとなり、次ターンにルガルガンを起動させる可能性が消えてしまいます。
絶対にそれをされるだろうと天を仰ぎ神を呪う幼女。
何故後攻を選ばれた上で1マリガンも貰ったハンドでこうなってしまうのか。
ここで1敗したら残りの全てを勝たねばならないのか。
幼女戦記さながら神という名の存在Xに恨み節をぶつける自分でしたがここで1つの事実に気付きます。
……あれ?
予想は大当たり、悩んだ末に相手が導き出した結論は、グズマテテフからタッグボルトGX対象デデンネでサイド4枚取りというものでした。
え!マジ!?1エネイワンコ生き残ったけど???
テンション激上がりでそのまま1エネイワンコを黄昏ルガルガンに進化させてアクセルロック。
これ、裏1フルドラから裏2タッグボルトなので相手の盤面にあるエネルギーって前のピカゼクの6エネだけなんですよね。
サンダーマウンテンも割り、コケコpsも消費してしまった現状で盤面の6エネが吹き飛ぶと流石に相手も返しに殴ることができず、そのままラジアルエッジとアクセルロックで殴り続けて勝利。
いやいや嘘だろと思うかもしれないんですが、マジな話なんですよ。
神は存在した。
神様だいしゅき♥️
●予選3戦目:ジラサンピカゼク:○
めちゃくちゃポッチャマ推しのアクセサリーとかGXマーカーで、名前も見覚えあったので多分某オフの主催かなと。
僕の知り合いにもポッチャマキチガイがいて、そいつがあまりにもキツい人間なので正直対面するまではあまり良いイメージを抱いていなかったんですが、実際に会うと礼儀正しい爽やかイケメンだったし普通に常識的な良い人でした。
POCHA、お前も少しは彼を見習ってくれ、頼むから。
試合内容は序盤にジラサンピカゼクのジラサン部分で攻めてきてくれたおかげでアローラベトベトンの成立が間に合い、そうなるとテテフ、ゼラオラ、コケコps辺りのピカゼク部分がガン腐りしてしまうので相手が思うように殴れなくなりこちらが殴り続けて勝利というものでした。
ピカゼク系統踏みすぎだろと思いながらもとりあえず3勝できてホッとしていましたね。
●予選4戦目:サナニンフ:○
3勝ラインでこれ引くかよと思いつつ、動き出しが早い構築でもなければこちらにはブラッディアイというアブリボン貫通札があるので何とかなるかなと考えます。
デスローグが効かない構築なのでミラクルマジカルの200(抵抗込み180)を狙っていく方が効果的と思いつつ、最初に引いたユニットをゾロアークに貼りながら次ターン以降2個玉で殴り、そのゾロアークをアセロラで回収したタイミングで2枚目のユニットからミラクルマジカルGXの打点で飛ばす。
……つもりだったんですけど、いつになっても2枚目のユニットが引けず焦る幼女。
結果的にミラクルマジカルで倒せるターンを2ターン逃し、しかもそのサナニンフをアセロラされるという最大級のカウンターを食らいゲロを吐く幼女。
話変わりますけど幼女のゲロって良いですよねみたいな話、僕もかなり前までは同意していたんですけど居酒屋でバイトしていた時期に幼女がゲロ吐いたの見て言うほど興奮できなかったのでやっぱり幼女はゲロ吐かない方が良いんじゃないかなって派閥に今は傾いています。
なんやかんやでゲロ吐きながらも殴り続け、盤面に100点、180点、180点くらいのサナニンフを生み出し、100点のサナニンフをゾロアークのトリックスターミラクルマジカルで破壊、両方回復できないでしょ?という顔をしながら実際両方回復はできなかったのでブラッディアイで傷物のサナニンフを引っ張り出して勝利。
相手がほんの少しだけ急いたGX技の使い方をしてくれたこと、最終盤のジャッジマンでグズマや回復リソースを引かれなかったことなどがこちらが多少遅れても勝てた要因なのかなと思います。
とても礼儀正しい人で試合後にも「良い試合でした。楽しかったです」と言ってもらえたのは嬉しいポイント100億くらいありました。
全人類こうなれば平和なんですけどね(まずは我が身)。
●予選5戦目:コケコマニュ:○
とある有名なゲーム実況者の方と対戦。
ブルーからネストを交えてコケコやニューラを展開、回転飛行でバラ撒かれるもこちらもライビでテンポ良く応戦。
と書くと上手い感じに見えるんですが、実際は最初のコケコを倒すために喰いつくされた原野を使用しており、そのせいで中盤以降の戒めの祠を割るのに苦労したという裏設定があります。
テンポ良くコケコを2体倒し、ニューラが見えているので悪の戒めまでケアをした上で「このターンはコケコで殴るかマニュで殴るかだろうしこの辺りでアセロラ抱えておければいいか」と考えていたらまさかのブルーからビーストリングサーチでスレッジハンマーが起動、ゾロアークが吹き飛び白目。
コケコを倒すために1枚、祠を割るために1枚の計2枚の原野を全て吐いてしまったので前のスレッジハンマーの処理をどうするか困った結果手札にウルトラスーパーハイパー最強ポケモンであるリセットホールマーシャドーの存在に気付き小躍りする幼女。
マーシャドーで祠を割り、タンカでそのマーシャドーを釣り上げエネを貼りつつ前のスレッジハンマーの破壊に成功。
お前、ほんま強いな。
しかし相手も僕が予想していた戒めではなく悪の掟マニューラに進化させ、前のマーシャドーを弱点で倒しつつ裏にダメカンを乗せるという完璧なカウンターをしてきて本日何度目かわからないゲロを吐く幼女。
どうにかこうにかアセロラで場のダメカンを取り除きつつライビでマニューラを倒すも返しにエレパを交えた回転飛行でイワンコが取られつつ裏にダメカンを乗せられた上でサイド2-2。
いよいよ厳しくなり戒めマニューラのケアが不可能になりながら強引にコケコを倒したら相手はそもそも戒めマニューラ入りの構築ではなかったようでここで細い返し札が引けず棒立ちでターンを返され勝利。
最後も一応カウンターエネルギー+カウンターキャッチャーをシロナで引かれていたら傷を抉るヨーギラスで負けだったようで、なんとも危ない試合でした。
この時点で5-0、トナメの道が見えてきました。
●予選6戦目:ルガゾロ:○
先攻ガン有利ミラー。
先2ライビで相手の1エネイワンコを倒すも返しのゲインデスローグでこちらのルガルガンが処理。
シティリーグのときもそうだったんですけど、普通そんなに裏2ゲインデスローグ撃てなくないですか?
ゲイン2枚とか入ってるんですかね。
しかもこちらはゲインサイド落ちにより前のルガルガンを処理する術が無く、一気にお通夜ムードに。
しかし、ここでヒラメキが発生します。
そうだ、このゲインデスローグ撃ったルガルガンのエネ破壊すりゃコイツ置物じゃん?
それに気付いた幼女はポケモン通信から黄昏ルガルガンをサーチ、前のユニットエネルギーを割りながらグズマで裏のゾロアを狩りつつ黄昏ルガルガンにユニットを貼ることに。
これがガン刺さりし、相手はルガルガンに2個玉を貼るだけでターン終了。
こちらは2枚目のグズマからアクセルロックで相手のゾロアークを倒してサイド2。
お相手ようやくユニットエネルギーでルガルガンを起動させ、グズマでこちらのゾロアークを倒すも既にデスローグを吐いた上でサイド2-2に追い付くのが精一杯。
この1手差が響き、あとはアクセルロックで殴り続けて勝利。
まさかの6-0でしたがカウンターゲインがサイド落ちだったので後攻なら確実に負けてましたね(笑)
●予選7戦目:ピカゼク:○
世界大会経験のあるシニア勢でした。
しかし、初動事故気味でフルドラが撃てず、そのタイミングでこちらがアローラベトベトンを立てたことでコケコpsが起動しなくなりいよいよフルドラから遠ざかる事態に。
そのままルガルガンを成立させ殴り続けて勝利。
対戦後はめちゃくちゃ考察、反省を繰り返していて、やっぱりこういう子が強くなるんだなぁと再認識。
僕も思考を止めずにカードと向き合っていきたいですね。
と、歳下の子から学びを得たところで7-0予選通過確定。
一緒に北海道から参戦した方と
「どうだった?」
「勝ちました」
「7-0?」
「です!そちらは?」
「7-0!」
「っしゃあ!!!」
ってやりとりしたのが完全にスラムダンクすぎて気持ちよすぎました。
いやマジであそこで手を叩いた瞬間は気持ち良すぎてガチ射精案件でしたね。
女の子なので射精しないんですけど。
●予選8戦目:フェロマッシサンダース:○
遂に引いたかフェロマッシと思いつつ、サンダース入りなのでまだやれるかと。
先2エレパエレキバレットでゾロアが飛ぶも、ライビ120でサンダースを傷物にさせることに成功。
そのままサンダースで殴ってくるも、それを倒してビーストリングターンに突入しては相手の思う壺なのでグズマから原野ライビ130で裏のフェロマッシを傷物に。
エレガントソールでゾロアークが倒されるも、こちらも傷物のフェロマッシを2体目のゾロアークのライビで倒しビーストリングターンに突入。
ビーストリングからエレガントソールでゾロアークを倒されサイド1に追い詰められるも最後は3体目のゾロアークがユニットを絡めてトリックスタービーストゲームGXで傷物だったサンダースを喰いサイド3枚取って勝利。
実際フェロマッシもアローラキュウコンを入れずとも無理ではなく、特に関東で流行っていたサンダース入りに関しては回復札の少なさも相まってこのような勝ち方もできるので、という意味でのアローラキュウコン不採用でした。
フェロマッシ単でも結局重要なのは回復札の量で、例えばメット2アセロラ4満タン4みたいなガチ耐久構築をやられると勝ち目はほぼないんですが実際にそのような構築のフェロマッシが果たしてどれくらいいるのか、いたとして自身とマッチする確率はあるのか、そのために構築を歪めるだけのリターンを見込めるのか、みたいな話は構築を決定するにおいて重要なポイントになってきますね。
何はともあれこんな感じで予選全勝、7-0ラインでスラムダンクした方も予選全勝だったので北海道パワーを少しはアピールできたかなと思います。
北海道勢は冬に強い!
●決勝トナメ1戦目:ピカゼク:×
テテフスタートに裏1追い詰めるをイワンコで撃ったらグズマが無かったようでターンが返ってきて、そのままイワンコを黄昏ルガルガンに進化、ブラッディアイも絡めてピカゼクを飛ばすことに成功。
しかし、盤面0エネからピカゼクが復活した上でエレパ鉢巻フルドラをされ黄昏ルガルガンが吹き飛びます。
黄昏ルガルガンとブラッディアイの成立にリソースを割いてしまったので盤面にゾロアしかおらず(ハンドのゾロアークは追い詰めるターンに強引にデデチェンジで切り落としてしまいました)、仕方なく撃ったシロナからもゾロアークが進化こそすれど有効札は引けず。
お相手トップグズマからタッグボルト4枚取りで負け。
1ターン目に急いだハイボからのデデチェンジをしたのが良くなかったかなと思いつつ、多分デデチェンジをしない場合はそのハイボは(自身のプレイングから察するに)裏のピカゼクを確実に倒すための強引なテテフマオになっていたのかなと思います。
盤面1エネイワンコなので黄昏ではなくブラッディアイルガルガンと2個玉をマオのサーチで回収し、裏のピカゼクを呼びつつデスローグをしていたかなと。
で、そういう場合は結局フルドラで前のルガルガンが倒されていたことを考えるとGX権を消費していた分より不利でした。
多分あの盤面の正解は前のターンの急いだデデチェンジでもなく、パラレルワールドの自分がしていたであろう強引なテテフマオでもなく、テテフからジャッジマンを加えつつハンドにあったアローラベトベトンをメタモンpsの上に乗せ、もう一度追い詰めるをやりつつ取引で盤面を再構築することだったのかなと今になっては思います。
勿論それはジャッジマン後の双方の引きに左右される行動ではあるのですが、こちらはハンド干渉をしつつゾロアークが1体立った上でアローラベトベトンも成立しながらの追い詰めるなので多分もう1ターン貰える確率は高かったでしょう。
しかし、あの場面でそこまで図太い選択肢を見据えた行動ができたかと言われると流石に怪しいかなとも思うので、これは一概にプレイングミスとは言えないと自分の心には納得させています。
でも勝ちたかった……勝ちたかったよマジで……。
以上で対戦レポートは終了です。
ちなみに予選でスラムダンクした方はベスト32だったのでやはり自分と比べて実力差、勝負強さが表れたなぁと思います。
とはいえ塵も積もればCSP315、トレリ50残しなので実質CSP365までは見えているのが現状です。
ちょっとは50位以内の現実味も帯びてきたかな?と嬉しい気持ちに浸りながら残りの大会も頑張っていこうと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!