胎児が語るエロマンガ先生
僕は今、感動しています。
何に?
そう、エロマンガ先生に。
断言できるでしょう。
「この作品ほど『下げてから上げる』印象操作が上手い作品は皆無であろう」、と。
最初にエロマンガ先生を観てから序盤(1~4話)が終わるまでの間、僕がこのアニメに対して抱いた感想は「なんだこのクソアニメは?」でした。
前々期に91daysを観るような、今期にサクラダリセットを観るような、そんな少しばかり斜に構えたオタクを気取っていた僕にはこのアニメの面白さが何も理解できませんでした。
いや、「(最初から)理解しようとしませんでした」と表現する方が適切でしょう。
なんにせよ、僕が各キャラに抱いた第1印象は控えめに見積もっても散々なものと言えます。
「紗霧、言うほど可愛いか?ただの引きこもりだしキャラの外見だけで判断するなら普通くらいでしょ」
「なんでこの山田エルフとかいう黄ピクミンはさっきまで喧嘩してたのに2秒で主人公への好感度が爆上がりしてるの?適当すぎね?」
「めぐみとかいうマジモンのガイジを採用してるの流石にキツすぎるだろ、冷静に考えて施設にブチ込んどくのが丸い」
「なんだこの千寿ムラマサとかいう生意気なメスガキ、百万回ずっと腹パンし続けてやろうか」
(千寿ムラマサに関しては序盤での登場ではないのですがそれはさておき)
何事も色眼鏡で見てやれば叩くポイントなどいくらでも見当たります。
唯一、前期に放送していたガヴリールドロップアウトのopばりにopとedが両方とも神だったからこそ、本当にギリギリの綱渡り状態とはいえなんとか視聴を続けることができていました。
しかし、そんな僕にも転機が訪れます。
それは5話でした。
今まで酷評してきたキャラ達が急に自らの可愛さをアピールし始めたのです。
「おいちょっと待て、なんなんだこれは?」
「全くもって惰性でしか観ていなかったのに、どうしてこんなにも可愛く感じるんだ?」
唐突な上方修正を余儀無くされた僕の脳内は、各キャラが魅せ始めた可愛さと同期して混乱し始めます。
わけもわからぬまま、「一目惚れだったよ」の台詞でニヤける紗霧と共に頬を綻ばせ、スカートをたくし上げる山田エルフと共にズボンを降ろしました。
この時点で相当掌をくるくるさせ始めていた僕ですが、何よりも決定的だったのは6話で無慈悲にもめぐみんの縞パンが白日の下に晒されたシーン(通称:和泉ぱにょショック)でしょう。
僕はキモオタではないので穿いていた縞パンのサイズから体型を推測したりなど決してしませんが、もしめぐみんのまんげでゲームキューブを作れるのなら是非ねねっちのまんげで作ったゲームキューブと一緒に通信対戦をしたいなぁと期待を寄せる所存です。
また、縞パンのシーンに限らず6話は全体的に可愛さマシマシセイシコイメ、エルフとのデート、ツンデレがガツン!と香る俺好みのもの。
完飲。
文句無しの神回と言えるでしょう。
「お前らみてぇなキモオタなんざエロくて可愛けりゃ何も言えなくなるだろう?」
オタクとしての本質を強制的に“““理解させられる”””状態に陥ってしまうほどの圧倒的な視覚によるパワー、エロ可愛さという不可避の物量で心身共に撃滅させられる快感を思い知るような、いや、「思い出した」と言う方が正しいかもしれません。
「ああ、そうだ。俺はただの『キモオタ』だったんだ。久しく忘れていたよ」
6話の視聴を終えた僕の口からは、感動の涙と共にそんな言葉が零れ落ちていました。
ちなみに最新話である7話の視聴を終えた今では紗霧は歩く発情期だしエルフは安定したツンデレ供給マシーンだしめぐみんは処女のおちんちんだしムラマサはママです。
何故こんなことを記事にしようとしたかもう忘れてしまいましたが、とにもかくにもたった2~3話でオタクをこうも心変わりさせる作品も中々珍しいのでまだ観ていないオタクは最速で観ましょう。
仮に観なかったとしても人生を損しているとは断言できませんが、観た場合は確実に人生へと多大な潤いがもたらされます。
そう、エロマンガ先生は水分。
つまり、観なかった場合人生は損せずとも人体の約60%を損しています。
毎年クソ寒い北海道にもようやく夏が近付いてきました、皆さんも脱水症状には気を付けましょう。
ちなみにNEW GAME! 2期は水分とか以前に人生そのものなので僕も早く産まれたいですね。
来期が待ち遠しいものです。