断崖の剣ゲンシグラードンと机上論の穴
僕はGSで断崖の剣採用タイプのゲンシグラードンを全く評価していません。
具体的にどれくらい評価してないかを言うならば、ヒマナッツ以上キマワリ以下レベルの評価です。
理由は簡単で、「同速勝負技避けその他の運ゲーが混在するルールで自ら負け筋となる可能性を孕んでいる運ゲ技を使うのが弱すぎるから」です。
よく「断崖外して負けたクソ💢」というツイートを見掛けますが僕からすればそれは「当たり前」以外の何物でもありません。
そもそも命中85技ですよ?
じゃれつく外しですらキレてる事が多々あるのに断崖の剣をしっかり当て続ける事が可能なのでしょうか?
ちなみに断崖の剣が敵の2体に当たる確率は72.25%です。
最早じゃれつくどころかストーンエッジの確率すら下回り、気合球に近い確率となってしまっています。
ちなみに根源の波動採用タイプのゲンシカイオーガとは話が別です。
彼は「潮吹き」という敵2体範囲の同タイプ命中安定技に逃げる事が可能です。
基本的に潮吹きがメインウェポンであり、HPが減って初めて根源の波動にシフトするので事実上の運負けはそこまで発生しません。
しかし、ゲンシグラードンの場合は断崖の剣がメインウェポンでありダメージソースです。
基本的にこの技を連打する事により敵に蓄積を稼いでいきます。
これでは運負けもやむ無しでしょう。
いえ、確率的に運負けですらないですね、「必然」です。
自分で蒔いた種に対して運負けとキレる程アホらしいこともありません。
また、ここがPTを机上論で組む際の難しいポイントでもあります。
つまり、机上論では余程の事が無い限り技外しを考慮しないんですね。
「そんな一々外しまで考慮してたらやってらんねぇし」というのも理解できるんですが、そうなると必要以上に運ゲポケモンが強く見えてしまいます。
なので僕の場合は最初から命中不安を持つポケモンの評価を「敢えて」相当低くしています。
メインウェポンが命中100未満は論外ですね。
運負けのケアは構築段階から始まっています。
運が悪い人は「運負けを誘発する構築」の可能性があるので今一度自分の構築を見直してみるのもアリかと思います。
確かに断崖グラも当てるならめちゃくちゃ強いんですけどね。
実際問題で割と外しますし、僕の過小評価もあながち間違ってはなさそうです。
流石にキマワリよりは強いかもしれませんが。