猫はやっぱりノルウェージャン!

威張る幼女の戯れ言日記

ポケセンの大会で2連レギュ違反した話

12月28日に開催されたポケモンセンターのウィンターバトル。


3勝すればグズマのキラバージョンが貰えるということで、わざわざ早起きまでして朝の10時から参加してきました。


「はい、今回はサンムーンレギュレーションです!もしレギュレーション違反のカードが入っていた場合は反則負けで列の並び直しになりますので気を付けてください!もし不安ならデッキチェックも行いますので気軽に言ってくださいね」


というポケセン店員のアナウンスを話半分に聞き流す僕。


そのときは確か対戦相手が小学3年生くらいの男の子で、何を使うのかな?と考えていた気がします。


「皆さんデッキチェックは大丈夫ですね?では、ゲームスタート!」


「対戦よろしくお願いします(おっ、相手の場はココドラか。ボスゴドラが好きなんだろうなぁ)」


事前のジャンケンで先攻を取れていた僕はハンドにドローソースを握っていたので先に盤面を展開させるプランを選択しました。


「ハイパーボールからテテフ、ワンダータッチアズサで」


「あれれー?おかしいぞー?アズサはサンムーンレギュレーションじゃ使えないはずじゃなかったかなー?」(cv.江戸川コナン)


「は?」


ここで来る店員。


「あー、そうですね。アズサはサンムーンレギュだと使えませんね」


「と、いうことは?」


「反則負けで」


「はい」


開始10秒でジャッジキルされる人類おるか???と思いながら、多分そもそもとして人類として必要な知能を有していないのだろうな、という結論に至り悲しくなりながら席を後にする非人類ぼく。


ながいながーい言い訳をさせてもらうと真面目な話として僕はXYとサンムーンの区別が付かないんですよね。


「何言ってんだこいつ?」って思われそうなんですが、何故こんなことが起こるかというと僕はタイトルをポケモンで紐付ける癖があるんです。
(多分共感者が幾人かはいると信じてます……)


例えば僕が「BW2」と言われたら「ああ、クレセランドローブやラティランドのタイトルね」、「ORAS」と言われたら「ああ、メガマンダのタイトルね」というようなイメージで、先にそのソフトを代表するポケモンが出てきてようやくどんなソフトだったか思い出す、といった感じですね。


で、ここで問題なのが「XY」も「サンムーン」も僕の中で「ガルーラ」の印象しかないんですよ。


しかも両方とも各世代の最初のソフトなのでいよいよ区別が付かず、そのせいで「XYレギュレーション」と「サンムーンレギュレーション」を間違えてしまったという話なんですね。


いやまあどう弁明しても僕の頭がおかしいことには変わりないんですが……。


ちなみにレギュレーション違反していたカードの枚数を店員に数えてもらったところ実に16枚。


ドローソースの大半を奪われた僕が取った手段は「サンムーンレギュレーションのパックを買い、適当な16枚をブチ込む」というもの。


「リーリエ出ろ!シロナ出ろ!」と言いながら店の隅でパックを剥く不審者になりつつ、まあ僕が使っている「ゾロアークルガルガン」ならゾロアークの特性「取引」で要らないカードを有効牌へと変換できるので大丈夫だろうとヘラヘラ笑いながら列に並び直した2戦目。


さっきのミスを繰り返さぬよう席に座る前に店員にデッキチェックまでしっかりしてもらい、今度こそと意気込みながら座ります。


対戦が始まり順調に異物をゾロアークの取引で捌きつつ、割と優位を保ちながら迎えた終盤、相手がバトル場に出してきたのはフーパでした。


なんだコイツと思いながらテキストを確認すると成る程、特性の欄に「このポケモンはEX、GXからの技のダメージや効果を受けない」と書いてあるじゃありませんか。


確かに僕の使用しているゾロアークルガルガンはどちらもGXポケモンであり、それらから一切のダメージを受けない効果を持つフーパはかなり僕のデッキに対して刺さっています。


サンムーンレギュレーションだとオカルトマニアが落ちているからこういうポケモンの特性を止められなくて不便だなぁと思いつつ、しかし僕の手にはバトルサーチャーという切り札がありました。


このバトルサーチャーでグズマを使用すれば相手のバトル場のフーパと相手のベンチポケモンを強制的に交代させることができます。


いくら僕のポケモンからのダメージを受けなくともそれはバトル場に居てこそ。


俺はお前のフーパを完全に無視してサイドを6枚取りきってやるぜ!


「バトルサーチャーからグズマでバトル場のフーパとベンチのカプ・テテフを交代させます」


「あれれー?おかしいぞー?バトルサーチャーはサンムーンレギュレーションじゃ使えないはずじゃなかったかなー?」(cv.江戸川コナン)


「は?」


ここで来る店員。


「あー、すみません。バトルサーチャーは使用不可でした。僕のチェックミスですね……」


「と、いうことは?」


「反則負け……は、流石に申し訳ないので今回だけサーチャーを全て抜いた状態での対戦ということでよろしいでしょうか?」


「あ、はい」


突如僕のハンド、デッキ、サイドからロストゾーンへと送られる4枚のバトルサーチャー。


反則負けじゃないのかよと不満そうな顔をした対戦相手に対して普通に2枚目のグズマを引いて勝つ僕。


恥ずかしそうな顔をしながら


「チェックミスをしてしまい申し訳ないです」


「いえいえ、そもそもルールを把握していない僕が悪いです。とりあえず向こうでサーチャーを抜いてきますね」


とこの世の終わりのような会話をする僕達。


流石にもう恥ずかしすぎてグズマなんかどうでもよくなってしまった僕はその日の予定を幾分か早めて空いた時間を後悔混じりの寂しい1人カラオケに費やすのでした。




みんなもレギュレーション違反には注意しよう!
(普通の人はレギュレーション違反をしない)