【ポケモンカード】ブロアー鉢巻MサーナイトEX
Mサナ軸を回しているぼく
「Mサナ強いんだけど、火力不足なのがちょっと惜しいんだよなぁ。なんとかしてククイ博士を使わずに170~180のラインに触れないものか……」
ポケモンカードゲーム サン&ムーン拡張パック キミを待つ島々
「フィールドブロアーとかいう最強カード出しちゃお♥」
Mサナ軸でなんとか180出したいぼく
「フィールドブロアーで自分のソウルリンクを割ってMサナに拘り鉢巻を貼れば180出るじゃん!」
⚫ポケモン:17枚
サーナイトEX:4枚
MサーナイトEX:3枚
シェイミEX:3枚
フーパEX:2枚
カイリューEX:2枚
カプ・テテフGX:2枚
オドリドリ(エネサーチ):1枚
⚫サポート:8枚
プラターヌ博士:2枚
N:1枚
フラダリ:2枚
フウロ:1枚
アセロラ:1枚
オカルトマニア:1枚
⚫グッズ&スタジアム:29枚
Mサーナイトソウルリンク:4枚
バトルサーチャー:4枚
ハイパーボール:4枚
トレーナーズポスト:4枚
フィールドブロアー:3枚
拘り鉢巻:2枚
レスキュータンカ:2枚
ポケモン入れ替え:1枚
凄い釣竿:1枚
次元の谷:4枚
⚫エネルギー:6枚
妖精基本エネルギー:6枚
基本的な動きはXYでのMサナと同じですが、SMに入りかなりの強化パーツを貰ったMサナです。
以下、新しく採用したパーツを紹介していきたいと思います。
⚫カプ・テテフGX
言わずもがな異次元カードであり、安定性の向上に相当貢献してくれました。
特に中盤で山に眠っているフラダリや各種1積みサポートを引っ張ってくる動きがインチキで、加えてそれをカイリューEXで使い回せるのはインチキというか最早ただのズルでした。
また、このカードのおかげでプラターヌ博士を2積みにできるのもプラスポイントです。
プラターヌ博士は序盤(特に1T目)に使いたいカードではあるのですが、逆に中~終盤で山に2~3枚埋まってしまうと邪魔なことこの上ないカードです。
しかし、前述した通り「序盤に使いたいカード」であることには間違いないのでプラターヌ博士の採用枚数は常に悩みの種でした。
しかし、「デッキ内のサポート全てに化ける」という性質を持つカプ・テテフGXの登場により、「プラターヌ博士の枚数を4枚から2枚にして、その分カプ・テテフGXを2枚採用する」という選択肢が生まれました。
これにより、デッキ内のプラターヌ博士の枚数を減らしつつも実質プラターヌ博士4積みと同様の動きをすることができます。
本来ならその強すぎる性能故にシェイミEX共々フラダリの餌食となってしまうカードですが、ディスペアーレイというのは本当に素晴らしい技です。
⚫レスキュータンカ
前回のMサナ構築では“不平等”レスキューなどと揶揄しながら仲良しレスキューを採用していましたが、本当に不平等なカードが出てきてしまってもう何も言えません。
⚫オドリドリ(エネサーチ)
「生きた博士の手紙」ことオドリドリですが、エネルギーが6枚しかない状態でもMサナが常時ディスペアーレイを撃てる理由となるカードです。
中盤のカイリューEXはシェイミEX、カプ・テテフGX、オドリドリの3体から好きなポケモンを2体回収に化けるので、状況に応じて立ち回りを変えていけるのもこのデッキの強みと言えるでしょう。
⚫アセロラ
影の主役であり壊れカード。
基本的にワンパンはされにくいMサーナイトEXを無限に使い回すノーコスト満タンの薬。
性質上手札に戻したエネを手貼りすることで戦線復帰可能な1エネ起動構築と噛み合っているので、まさにMサナのためにあるようなカードです。
MサナのHP210に対しワンパンを狙えない構築相手にはアセロラからループを狙うことで1~2ターンはダメージを『なかったこと』にできます。
⚫フィールドブロアー&拘り鉢巻
基本的にはこれを狙って相手のHP180EX/GXの唐突なワンパンを目指します。
まず間違いなく警戒されないのでその隙を突いて対面のEXアタッカーを即座に潰せれば勝利はぐっと近付くでしょう。
ククイ博士ではない理由は勿論「フラダリと併用可能だから」です。
ククイディスペアーレイで170出せても対面のカプ・テテフGXを引っ張り出せなきゃ意味がありませんからね。
また、この動きをするために3積みもしたフィールドブロアーですが、今更ながらこのカードは本当に強いカードです。
まず「カードを2枚まで破壊」故に構築のメイン戦術が相手の道具に阻害されません。
特にわかりやすい例が「闘魂のまわし+HP180EX/GX」でしょうか。
ブロアー鉢巻コンボをする時点でほぼ確実に相手のまわしも破壊できるので、「鉢巻で180まで触れても結局まわしで打点ズラされてオワり」というパターンがほぼ起きません。
自身がメインで狙っていることを成立させつつ、同時に相手によるこちらの妨害も破壊できるというのは戦術の成功率、安定性に大きく関わります。
また、フィールドブロアーが3積みであるということは単純に考えて相手の戦術を大幅に阻害できることへと繋がります。
拘り鉢巻、気合いの襷、軽石、ソウルリンク、願いのバトン、スタジアム、その他諸々の面倒なカードを全て破壊してくれるでしょう。
1積み、精々2積みが限度の構築ならフィールドブロアーを引きたいときに引いている保証はありませんが、3積み+各種EXによるデッキ回し性能+トレーナーズポスト4積み構築であるこのデッキなら「的確なタイミングでフィールドブロアーを握っている理由付け」があります。
特に鉢巻系統を壊すことによる打点ズラしはMサナの場持ちに直結するので「ワンパンされること」が苦手なこの構築にとって、これほどありがたい要素もないでしょう。
また、このカードはMサナ構築が最大レベルで苦手としている「ダストオキシン」に対する回答でもあります。
上記した通り「欲しいタイミングでフィールドブロアーを握っている理由付けがある」というこのデッキの性質故に「メタカードの着地=即敗北」とならないのは精神衛生上非常によろしく、そういう意味でも「フィールドブロアーは3積みして然るべき、非常に噛み合っているカード」と判断できるのです。
ここまでで新しく採用したカードの説明は以上です。
以下、細々したカードの採用枚数理由などを説明していきます。
まずシェイミEXの3積みに関して、シェイミEXは手札、山札、トラッシュに1枚ずつあれば十分であり(最悪カイリューEXがいるので手札と山札にはいなくてもいい)、逆にシェイミEXが複数枚手札に嵩張ると動きにくくなってしまうのでこの枚数にしました。
4枚から3枚に減らしたことをマイナスに感じた経験は今までで1度もないのでこれで良かったと思っています。
もしオドリドリ(あやかし)を入れる場合はこの枠を更に1枚減らすのが視野なほどには減らしても困らなかった枠ですね。
また、満タンの薬の不採用に関して、アセロラと違い満タンの薬はグッズであるが故に手札で腐ったときに使い道が薄いこと、加えてエネルギー破壊や次元の谷を割られてしまう可能性まで考えるとなるべく盤面+山札内のエネ総数を減らしたくはないことを考慮すると、僕個人としては満タンの薬の採用には少しばかり懐疑的な立場であると言わざるを得ません。
これに関しては好みの問題なイメージもあるのでなんとも言えないですね。
確定数をズラすためだけに入れるならフェアリードロップで良さそうな気もします。
(多分良くない)
以上で構築の説明は終了です。
これだけドローソースを積んだデッキなので序盤から何も引けずに事故死することはまずなく、とても安定した回りを見せてくれました。
おかげでN耐性が極端に高いのも魅力であり、仮に自身のサイドが2枚の状態でNを撃たれても、バトルサーチャー、レスキュータンカ、シェイミ、フーパ、カイリュー、トレーナーズポスト、その他ドローサポートorフラダリのような所謂「当たりカード」に少なくとも1枚はタッチできます。
例えば残りの山札が20枚で、その内10枚が「当たりカード」である状況からNでハンドを2枚にされた場合、その後のトップドロー1枚を加えた計3枚の内に「当たりカード」が1枚も含まれていない確率はたったの10.53%しかありません。
「Nでハンドを2枚にされても次のターンにレスキュータンカ1枚からぶん回し、エネルギー1枚、次元の谷1枚、サーチャー1枚を引き込みフラダリから勝利」みたいなインチキムーブすら経験がある僕にとって、このN耐性というのはMサナ軸であるメリットを非常に実感できる瞬間であり、寧ろこれに慣れすぎて他のデッキを握ったときにN耐性の無さに愕然としてしまいました。
と、色々述べてきましたがこれで全体としてのデッキ説明を終わりたいと思います。
性質上カードプールが増えれば増えるほど強化されていくので少しばかり高価ですが組むなら早い内をオススメします。
そんなことを言っていたら早速マーシャドーとかいう「出たときジャッジマン内蔵カード」とかいう壊れカードが出てきましたね……。
この辺りも含めて更なる改良版を今後書いていければと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。