スペシャルレートのすゝめ
春休みって最高ですね。
最近は総合レートにも手をつけてみようとブログも書かずスペシャルレートに潜る日々を過ごしていました。
小学生相手のような伝説戦に勝手がわからずブチ切れながらもようやくレート1800を踏み、今期はとりあえずこれで一区切りつけようと思ったのでここにその軌跡を残しておこうと思います。
まずこのルールをやるにあたって何よりも最初に感じたのがコレでした。
「俺、アルセウス持ってねえじゃん」
そう、小学生御用達、最強種族値ポケモンアルセウスを所持していなかったのです。
アルセウスは禁止伝説使用可能ルールなら筆頭レベルに強いポケモンであり、こんなことになるなら映画館にちゃんと行っておくべきだったと頭を抱えながらボックスを漁っていました。
成る程メガからガリョウテンセイZの火力は強そうだと思い使用を決定、試運転がてら適当にPTを組みレートに潜るとまた壁に当たります。
「は?メガZって両立できねぇのかよ」
どうやらZのみが優先される仕様らしく、メガZの両立は不可能とのこと。
仕方無く拘り鉢巻を持たせ運用する羽目に。
結果的に火力面のみで言うならば鉢巻でも申し分なかったのですが、ガリョウテンセイと神速の撃ち分けをしたい場合がなくはなかったので可能ならメガZにしたいのになぁと思いながら使用していました。
と、これで伝説枠が決まり、次は適当に入れていた一般枠の本決定に移るのですが、このルールは性質上ほぼ確定で選出枠が1つ伝説枠で潰されます。
故に「一般枠での見せポケ」をやりやすいルールであり、この枠に僕はトノグドラを使用しました。
理由は雨選出を意識させ相手のナットレイ辺りを誘うことと、ニョロトノに滅びの歌を仕込むことで相手にテッカグヤがいた場合に強引に宿り木ループから脱出するためなどです。
そしてレックウザと共に出す基本選出枠として「襷ミミッキュ」、「スカーフカプ・テテフ」、「毒守る火炎放射テッカグヤ」の3体を用意しました。
このルールでの一般枠は伝説枠と対峙した時の行動保証が重要であり、そういう意味で襷ミミッキュは最高の性能を誇ります。
一般枠との殴り合いでも活躍してくれた(特に対ギルガルドや対ボーマンダ)ので間違いなくMVPです。
スカーフカプ・テテフは相手のメガギャラやバシャーモ辺りのストッパーとして、序盤の削りとして、とても優秀なポケモンでした。
相手の先制技をシャットアウトするのは素晴らしいですが、同時に自分の先制技も撃てなくなるのでそこだけ気を付ければ活躍できるでしょう。
そして最後は毒守る火炎放射テッカグヤです。
これは今までのポケモンだと相手のナットレイやミミッキュがめちゃくちゃ重く、特にナットレイに関しては不利対面を作られた瞬間に終了してしまうのでジャイロボールへの受け先が必要で、加えてアルセウスや耐久再生持ちポケモンへの崩し手段も欲しかったということで色々詰め込んだ結果です。
ヒードランではなくテッカグヤの理由は相手のレックウザ対面で地震を気にせず立ち回ったりできることと単純にヘビーボンバーのメイン火力が割と優秀だったからですね。
ちなみに最初は毒ではなく宿り木の種で運用していたのですが、知り合いの方が毒で運用していたと聞き真似をしてみたところ想像以上に強かったのでこれで正解だったと思います。
ここまでが自分のPT説明で、ここからは対面のPTから感じたことを書いていこうと思います。
まずナットレイ、ミミッキュ、ギルガルド辺りがめちゃくちゃ多いです。
これは先述した通りでもありますが、やはりこの辺りの行動保証が得られやすいポケモンは人気ということでしょう。
伝説枠に関してはアルセウスばかりかと思いましたが意外にそれぞれ好きな伝説ポケモンを使っている印象だったのでアルセウスがいなくても何とかなります。
勝ちにいく場合はレックウザ、ギラティナ、ゼルネアス、ルナアーラを持っているとやりやすいでしょう。
特にルナアーラはマルチスケイルからの鬼火羽休め所持ポケモンなので鉢巻レックウザであろうと平気で捌けるので知らずに突っ込むと痛い目を見ます。
(実際にそれで1戦落としました)
ルナアーラは過去作を必要としないので、個体が無い場合はこのポケモンを軸にPTを組んでみるのも悪くないでしょう。
勿論アルセウスを所持している皆さんは僕のように頭を抱える必要もないのでこれ幸いと使ってあげましょう、サブウェポンはシャドークローよりも滝登りがオススメです。
(シャドーダイブだけはやめましょう、襷ミミッキュ相手にダイブしている隙に剣舞を積まれて打ち負けます)
ちなみにメガ枠でオススメなのはメガボーマンダです。
アルセウスとレックウザを抜けている点が偉すぎて、特に襷ではないレックウザを使っている身からするとミミッキュが削られた盤面で裏から出されるだけで死ねます。
ボーマンダとゼルネアスを組み合わせ、初手カバルドンから展開していく構築は高レート(1850以上)でちらほら確認できたので、スペシャルレートで高い目標を設定している人はこの辺りから触ってみるのもいいかもしれません。
と、ここまで書いておいてなんですが、スペシャルレートは色々と闇が深いので他のルールから先に詰めることをオススメします。
僕は余程のことがなければこれ以上スペシャルレートの成績を動かすつもりはないです。
(2秒でせっかく乗せた1800を割りそうで怖いので……)
自ら闇に挑んでいく好奇心旺盛な方々にはこの記事が少しでも思考の助けになるのなら幸いです。