猫はやっぱりノルウェージャン!

威張る幼女の戯れ言日記

フライングオタクの無意味なアローラダブル環境考察(中編)

前編からかなり間が開いてしまい申し訳無いです。


更新が遅れたのは全部ヴァイスシュヴァルツとかいうカードゲームが悪いので皆さんも是非始めましょう、イラストが可愛いですよ(?)


それでは早速やっていきます。


ちなみに本来は前後編成の予定でしたがアローラダブルには思ったより強そうなポケモンが多かったので前中後編成となりました。


ガブリアス

ポケモン界きっての主人公、6世代の全国ダブルではあまり姿を見掛けませんでしたが霊獣ランドロスが消えた今、このポケモンはかなりの圧を誇ることでしょう。


前編で登場したファイアロー然り、「ガルーラ、或いは霊獣ランドロスが消えたので活躍が見込めるようになったポケモン」が多すぎて、あの2匹の高スペックさをひしひしと思い知らされます。


さてこのガブリアス、特に目に付く点は「カプ・コケコに対し有利でも不利でもある」といった点でしょうか。
(当ブログはカプ・コケコを種族値もわからぬまま『アローラダブルトップメタ』と断定して話を進めています)


ガブリアスとカプ・コケコはお互いの弱点を突くことが可能ですが、(カプ・コケコの種族値によりますが)かなりの確率でダブル補正地震は耐えられてしまうことでしょう。


そうなると逆に下から妖精技で倒されてしまいます。


これを防ぐためにはガブリアス側が気合いの襷、或いはロゼルの実を持つのが一般的かと思いますが、このような受け身の道具はダブルバトルの「殴り合い」という性質とマッチしておらず、そもそもガブリアスをサイクルに参加させることまで考慮した場合は気合いの襷が削れたりロゼル貫通圏内までダメージを受けてしまったりと、あまり600族という種族値を使いこなせていないように見えます。


そこで僕が考えたのが「鉢巻ガブリアス+ゲンガー」という並びです。


カプ・コケコに対して下からの攻撃を意識するのではなく、鉢巻地震で吹き飛ばしてしまおうという思考ですね。


隣がゲンガーなら浮いているので安心です。


では、何故命の珠ではなく拘り鉢巻なのか?


勿論「カプ・コケコの種族値次第では珠地震で落ちない可能性がある」というような話もありますが、実際のところは今作で強化された「逆鱗」を最大限有効活用してみたいと思ったからです。


今作からは混乱自傷の確率が1/3となり、逆鱗が相対的に強化されました。


そもそも先述した通り霊獣ランドロスが消えて優秀な威嚇枠が少ない現状、この強化された逆鱗を拘り鉢巻の火力でS種族値102からバラ撒いていけばそれだけで相手はほぼ壊滅するのでは?という話ですね。


隣にゲンガーを採用したのはガブリアス地震が通らないという理由もありますが、「鉢巻逆鱗で8割近く削った相手を上から処理したいから」、「鉢巻逆鱗を唯一完璧に捌くことが可能なフェアリータイプに対して上から一致弱点を突くことが可能だから」という理由も含まれています。


カプ・レヒレやメタグロスとの縦相性がかなり良さげに見えるので、拘りロック解除も含めてその辺りのポケモンと組ませるのが強いかもしれません。




メタグロス

4、5世代ダブルバトルの最強の一角、満を持して参戦。


基本的に単なるスペックでの殴り合いならば、600族+先制技持ちであるこのポケモンは異常な強さを発揮します。


特にバレットパンチが重要で、ガルーラの不意打ちのような超火力先制技が消えた今、先制技というのはかなり貴重なものとなってきています。
(ファイアローは強いですが、ガルーラのような『どんなPTにでも入るような万能性』は持ち合わせていませんからね)


先制技とは実質火力が40追加されることとほぼ同義であり、また、マニューラやゲンガーのような高火力低耐久アタッカーが幅を利かせる環境になるようにも見えるので、この「一致40先制技」という要素は想像以上に光ってくると思います。


技構成はメタグロスミラーを考えるのならばアイアンヘッド/地震/バレットパンチ/守る辺りになるのかな、と考えて、まるで5世代みたいだなぁと思いつつ。


もしかしたらその辺りのブログを発掘してみると有用な調整が残っているかもしれません。


S82やS115は環境依存なのでともかくとして、慎重メタグロスの思考などは取り入れるに値するものだと思います。


使い方は威張る+ラムの実での展開が単純で強力に見えますが、威張る役がボルトロスクレセリアのようは超スペックポケモンではなく頑張ってもエルフーン止まりなので少し厳しそうですね。


カプ・レヒレがもし威張るを覚えるのなら、レヒレ自身の水タイプで相手の炎、地面タイプを牽制しつつ味方のメタグロスに威張るを使い超火力で殴り始める、なんて戦法が面白いかもしれません。


その場合はメタグロスの持ち物がラムの実に縛られないのでかなり立ち回りの幅が広がりそうです。


鋼鉄プレートでアイアンヘッドバレットパンチに殺傷能力を持たせるも良し、オボンの実で場持ちの良い化け物を作るも良し、夢が広がりますね。


ラムの実ではない場合、メタグロスを「コンボ用ポケモン」ではなく「1匹のアタッカー」として考えることが可能なので仮に威張る役を選出できなかった場合や威張るコンボが成立する前の状況でもアタッカーとしてしっかり働いてくれる点が更にプラスポイントです。


先述した鉢巻ガブリアスの受けにも役立つので「先発ガブリアスゲンガー、裏にカプ・レヒレメタグロス」なんて選出をすれば高種族値に纏まって綺麗に見えますね。


残り2枠で厳しめなポケモンをカバーすれば普通にPTとして成立しそうなスペックを誇っているように思えるのでグロス構築は案外いけるかもしれません。




トリトドン

決して満足なスペックとは言えないながらも5世代は雨やメタグロスバンギラスに、6世代はボルトロスランドロスヒードランに対し圧倒的に有利な性質を利用してしぶとく環境に生き残り続けてきたポケモントリトドン


「環境トップに刺さるプロ」はメタグロスやカプ・コケコに対しての性能を活かし、今期も健在か。


ゲンガーに対しても相手の攻撃を確定3発に抑えつつ、こちらの攻撃でほぼほぼ確定2発に押し込めることが可能なので有利と言えるでしょう。


ガブリアス性能も言わずもがな、中々に活躍が見込めそうです。


加えて(またしても)ガルーラの消滅により動きやすくなったポケモンでもありますが、今回はその影響が他のポケモンの比になりません。


「ガルーラがいるからトリトドンは弱い」とまで言われた天敵、そのガルーラが消えて環境に加わったタイプ有利、或いは特殊アタッカーが多数。


使い方次第では化ける可能を大いに秘めたポケモンです。


そもそも水タイプ自体が既にガブリアスメタグロスと良相性なのでそこと組み合わせやすいのですが、カプ・コケコと並べて放電なんてのもアリかもしれません。


まあ、後発適性の高いポケモンであるのは確かなので変に横並びを意識せず刺さっている相手に繰り出してダメージを稼いでいく戦い方が1番強いと思います。


毒々自己再生@食べ残しみたいな型を使うのもトリトドンらしさを発揮した戦い方でしょう。


トリトドンはほっといたらすぐ要塞化しますからね、相手にした場合は迅速処理を心掛けたいものです。




今回はこの3匹にスポットライトを当ててみました。


メタグロスの項で出した「ガブゲンガーからのレヒレグロス」は即席案ながら割と強そうだと多少の自画自賛をしつつ、後編ではまた別の強そうなポケモンを探してスポットライトを当てていきたいと思いますので楽しみにしていただけると嬉しいです。