GS用PT案⑥「ディアゼルネボーマンダ」
久々のGS用PT記事ですね。
多分⑥で合ってると思います。
最近GSルールをやってて思う事が「やっぱゼルネアスって超強いんだよな~~~」ということでして。
このポケモンについて「いや、上手いプレイヤーはジオコンを積んだ後も上手に対処してくる」とか「そもそも上手いプレイヤーは簡単に積ませてくれない」とか色々な否定的意見はあると思うんですが、大事なのはそこじゃないんです。
少し言葉は悪くなりますが
「積むだけで読みを放棄しながら雑魚を圧殺できる」
という点が重要なんですね。
確かに上位は「はいジオコン~勝ち~~~(^~^)」とはならないでしょう。
しかし、それだけのプレイングスキル、又は強い構築を有した上位がどれだけ居るのか?という話です。
事実僕はスペシャルレートで何回「はいジオコン~勝ち~~~(^~^)」とドヤ顔したか、もう数えていません。
「上位は少ないからこそ上位」なのです。
つまり、上位ではないその他普通のプレイヤーに対し読みを放棄しながら勝てるのは「レートを積み上げる事」を目標とした場合は1つの正解と言えるんですね。
また、行動に「読み」が介在すると「上位ではないからこその謎行動に喰われる」という悲しみも発生する可能性が上がり、そうなるとくだらない負けでレートを下げてしまう可能性も必然的に上がります。
そういう意味でも「ジオコンからのマジカルシャイン」という脳死高火力範囲技を押し付ける事ができるゼルネアスは「レートを上げやすいポケモン」と評価できる訳ですね。
ということで今回はゼルネアスを主軸に戦っていこうという構築になりました。
さて相方の禁止伝説枠ですが、今回はディアルガを選択しました。
本当ならこの枠はグラードンになり、所謂「グラゼルネ構築」になっているのがメジャーなんですが、今回ディアルガを選択したのは2つの理由があります。
まず1つ目の理由ですが、グラゼルネ構築はGS初期からメジャーな構築であり、その中でも最メジャーな構築として「BIG6」がありますが、ただの構築記事としてこれを紹介しても今更感が半端無いかな、と思ったからです。
かなり前の記事で「ジャパンカップを抜けるのはただのグラゼルネではなく『一工夫したグラゼルネ』だろう」みたいな話をしましたが、その「一工夫」をまだ考え付いてない以上は今グラゼルネの話をしても皆さんに利益は無いと判断しました。
2つ目の理由は「わからん殺しが多すぎる」という点です。
以前僕がグラゼルネを使用していた時にゲンガーとカイオーガが相手に居たのですが、裏のゲンシカイオーガを出しながらのめざめるパワー水でこちらのゲンシグラードンが吹き飛んだ時に「ダメだなこりゃ」と感じました。
いや、まあ「ゲンガーのめざ水程度もわからないお前が悪い」と言われたら何も言えないんですが、流石に全てをケアするのは厳しいところがあります。
最近はめざ水ボルトロスも存在するようですし、何ならめざ水ナットレイの存在報告もあるので理論上ゲンシグラードンはカイオーガ構築に対してただの一時もめざ水のケアを怠ってはいけません。
これでは流石に立ち回りが狭すぎます。
深読みした結果として相手がめざ水を有していなかった時の不利益も小さくないですからね。
ジャパンカップでは試合数が限られてる以上奇策に対し即死するポケモンは使いたくなく、そういう意味でゲンシグラードンは難しいポケモンだと思います。
よって今回は場持ちが良く安定したダメージを稼げるディアルガを採用しました。
ただしディアルガというポケモンもゼルネアスというポケモンも相手のゲンシグラードンに対して弱すぎるので、今回はメガ枠をボーマンダに、また、ディアルガの型をチョッキ最速CSかつ大地の力搭載にしました。
元々「大地の力」という技でゲンシグラードンを一撃で倒すのはゲンシグラードン自身でも難儀する事であり、結局「メガボーマンダのハイパーボイスと合わせて倒す」というのが殆どで、それならディアルガの大地の力でもそんなに変わらないだろうという感じですね。
ここまでが基本選出となる4枠目ですが、猫騙しポケモンが居ない以上猫騙し持ちに薄くなる可能性は否定できず、また、ここまで妖精耐性持ちが全く居ないので妖精耐性持ちかつ積んだゼルネアスを上から殴れ、ファストガードで猫騙しも誤魔化せるファイアローを採用しました。
残り2枠は以前から採用したかった鉢巻ナットレイ、トリックルーム対策としての最遅トゲキッスを採用しました。
⚫ゼルネアス@パワフルハーブ
臆病CS
ムーンフォース マジカルシャイン ジオコントロール 守る
⚫ディアルガ@突撃チョッキ
臆病CS
龍の波動 ラスターカノン 大地の力 波動弾
⚫ボーマンダ@メガ石
無邪気CS
流星群 捨て身タックル ハイパーボイス 守る
⚫ファイアロー@ラム
陽気AS
ブレイブバード ファストガード 追い風 守る
⚫ナットレイ@拘り鉢巻
勇敢HA
ジャイロボール パワーウィップ 種マシンガン はたき落とす
⚫トゲキッス@オボン
呑気HB
エアスラッシュ 電磁波 この指止まれ 守る
⚫基本選出&立ち回り
基本的には「ボーマンダ&ファイアローで削ってからのゼルネディアルガで詰めていく」という立ち回りになるでしょう。
BIG6にもこの選出です。
ゼルネアスを舐めた相手には初手ゼルネアス&トゲキッスからこの指ジオコンで制圧してあげましょう。
仮にゼルネアスを舐めていなくても、相手としては「初手ゼルネアス&トゲキッス」を意識せざるを得ない面もあるので「選出を歪ませる」という点でやはりゼルネアスは強力です。
ナットレイは当然の事ながら相手のカイオーガを見て選出していきます。
「ナットレイ程度ならゼルネオーガでもゴリ押せば勝てる」と考えているゴリラにはディアルガも共にぶつけて絶望を与えていくのが吉です。
トリックルーム対策としてのトゲキッスですが、まず環境のメンタルハーブを考慮すると挑発では対策になりません。
「60%、命中込みで57%の怯み」という数字は悪くない数字であり、また、仮に怯まなくても最遅である事が自動的にケアとなっています。
というのもトリックルームを使用して殴りたいポケモンというのは大抵ゲンシグラードンorゲンシカイオーガ(或いは両方)であり、これらに対してはトゲキッスが最遅である事からトリックルームを使用されても上からエアスラッシュを撃ち込めるんですね。
「トリックルームの発動に対するエアスラッシュ」と「トリックルームを使用された後、トリックルーム下のエースに対して上から撃つエアスラッシュ」、これらが両方とも怯まない確率は命中込みで18.49%であり、これなら流石に信用できる数字だと判断した次第です。
久々に机上論構築記事を書いて割と骨が折れました。
でもやっぱりポケモンは脳内で回しているのも楽しいですね!