猫はやっぱりノルウェージャン!

威張る幼女の戯れ言日記

平仮名と漢字のあれこれ

ブログを始めてからもう40日近くが経過しました。
月日が流れるのは速いですね。


今回はブログ内で使ってる内に「これって漢字?平仮名?」と迷った言葉遣いを自分へのメモを兼ねて書き記していきたいと思います。
皆さんが論文やレポートを書く時に役立てば嬉しいですね。


⚫「ない」は物事の存在に関わる有無なら漢字、否定なら平仮名。
よって「そうでもない」や「持ってない」は平仮名。

⚫「くる」は動詞としての「来る」の意味を持つなら漢字、そうでないのなら平仮名。
「行って来る」とは書かない。

⚫「ところ」は場所や地点を表す場合は漢字、心象若しくは繋がりを表す場合は平仮名。
よって「~~と言ったところ」は平仮名。

⚫「ください」は何かを貰う場合は漢字、「~~してください」のような補助動詞として扱う時は平仮名。
なので「下記のURLに飛んでください」はこれに当てはめると「厳密には平仮名で書くのが正しい」と言える。

⚫「しれない」は「認知としての『知る』」なら漢字、そうでないなら平仮名。
「~~かもしれない……」と書く場合は平仮名。

⚫「こと」は普通名詞の場合は漢字、形容名詞ならば平仮名。
この使い分けが1番紛らわしい。
「大変な事が起こった」の場合「大変な」を抜いても文意は成立するのでこの場合の「事」は普通名詞であり漢字で書く。
しかし「そんなことはない」の場合、「そんな」を抜くと文意が成立しない若しくは文意が変わってしまうのでこの場合の「こと」は抜く事が不可な修飾をされており形式名詞と判断する事が可能、よって平仮名。

⚫「よる」は「依る」と書きがちだが、漢字がこれだけじゃないので危険。
特に下記画像7番「根拠とする」の時には誤用が多発しそうであり、どちらの漢字を使えばいいのか明確にわからない場合も考えられるので平仮名の方が丸いかもしれない。


f:id:MapleCat:20160109170723p:plain


如何だったでしょうか?
「~~してください」なんかは特に漢字で書いてしまう人も多いのではないかと思います。


正直なところ僕個人の意見としては「いや、意味がちゃんと伝われば漢字や平仮名で細かく口出しする必要は皆無でしょ~」派なんですが、悲しいかな僕の文を評価するのは僕自信ではありません。


そして他人が評価する以上はその中に「おい!ここは厳密には平仮名で書く必要があるんだぞ!」といった「文章警察」が紛れ込んでいる可能性も存在します。
そのような指摘をケアする為にも上記のような使い分けは可能な限り身に付けておきたいですね。


ちなみに今回の記事でちゃんと纏めたのでそれより前の記事では普通に誤用がありそうです……。


これ以降の記事では間違いの無いよう心掛けていくつもりですのでこれからもどうぞよろしくお願い致します。



ちなみに「できる」の漢字、平仮名についても調べてたんですがこれは相当面倒ですね……。
「~~できる」のような「可能」を表現する場合は基本的に平仮名であり、「出来高」、「出来上がる」のような「完成」を表現する場合は漢字らしいです。
でも確かに「~~という表現もでき、更に~~」みたいな文章で「~~という表現も出来、更に~~」と書かれると妙に違和感を感じるので納得“できる”感じはありますね。