ポケモンランキングから見るWCS環境
1月下旬~2月上旬は全人類が期末テストの期間なので更新が滞るのも仕方無いですね、はい。
僕もオタクの例に漏れず単位余裕マンにはなれない生活を送っているのでこれ以上は落としたくないと必死に頑張る予定でした(過去形)
まあそんな話はさておいて、遂にPGLでポケモンランキングが復活しましたね。
今回はなんと30位まで表示の大盤振る舞い、逆に前回は何故12位という中途半端な数字だったんだと思わなくもないですが、とにもかくにも数が増えたのは喜ばしいことです。
ということで、今回はこのランキングを見て環境を調べていきます。
(とはいえ環境自体はレヒレカミツルギからそこまで変わっていないので新しいものを発見するというよりかは『おさらい』の面が強いかもしれません)
ではランキング画像はこちらです。
まず目に飛び込んでくるのはガブリアスを抑えての堂々たる1位、ウインディです。
環境初期からのテテフウインディ構築、前環境覇者レヒレカミツルギウインディ構築の双方に必要なポケモンとして圧倒的な需要を見せ付けました。
単純に威嚇枠として種族値が高いポケモンであり、環境のカミツルギ、テッカグヤに対して有利を取れる点がサイクルを回す上でかなりやりやすいので水と地面の一貫にさえ気を付ければ上記のテンプレート構築に限らずそれなりのものを組めそうな気がします。
あと個人的にはワイルドボルトでカプ・レヒレにある程度の打点を持てるのが1番のズルポイントですね。
2位のガブリアスですが、レヒレカミツルギキュウコン辺りに有利じゃない故の2位なのでしょうがレヒレカミツルギ構築側もガブリアスを採用するのでこの順位も必然かと。
ちなみに僕はようやく地面Zを考慮して立ち回ることができるようになりました……。
シーズン1と合わせて約100戦もの数を犠牲にしての成長です……。
3位:カミツルギ、9位:テッカグヤはそれぞれレヒレカミツルギ構築とテテフウインディ構築との数の差を表しているのでしょう。
(一部にはカミツルギテッカグヤ同居構築なんてのも見受けられましたが……)
テッカグヤは最序盤に比べて数こそ減らしましたが、火炎放射搭載により着々と対カミツルギの牙を研いでいる状態なのでいつランキングが上下してもおかしくないかと思います。
4、5、6位と並ぶはカプ系統。
ブルルも十分評価されていいポケモンだと思いますがそれ以外が強いので仕方無い気もします。
(カプ・コケコに関しては正直『こんなに高順位であるべきポケモンか?』という感想もなくはないですが……)
にしてもカプ・テテフの「わーい!6位だー!」感めっちゃ可愛くないですか?
久しく幼女成分に欠く人生を送っていた僕にとってはカプ・テテフと今期アニメの幼女戦記だけが数少ない癒しです。
8位:ポリゴン2、何こっち見とんねん
10位のキュウコン、11位のカビゴンは初期と比べてかなり数を伸ばしました。
(特にカビゴン)
カビゴンの優秀な種族値からのノーマルZによる一貫性、或いは食いしん坊リサイクルと型が分かれ、そのどちらもが高水準で強いです。
特にトリル構築のフィラの実腹太鼓→自己暗示は圧殺力抜群で、太鼓カビゴンの岩雪崩はダブルダメージでなおH252テッカグヤを7割削り取ります。
あとペリッパーは13位なのにゴルダックはランキング外なのは何故なんでしょうね。
ペリッパーに雨始動以外の役割があるのか、はたまたゴルダック以外にシェアを奪い合うすいすいアタッカーがいるのか、僕には分かりませんでした。
その他にランキングから見えるポイントとしてはやはり「構築の固定化」でしょうか。
というのも正直な話、ランキング12位より下のポケモンはランクインこそすれど環境にそこまで入っていないように見受けられるのです。
特に25位より下は「本当にランクインしたポケモンか?」と疑わしくなるレベルで見ないので(ある程度のマッチ運はあるでしょうが)、つまるところ「構築に使用されているポケモンの多くは12位より上から6匹」なのだろうな、と。
そしてプールの少なさ故にこれら上位に対してメタ性能を発揮するポケモンというのも非常に少なく、こうなってくるとchalkのような完全な固定化とまではいかなくとも段々と環境が定まってきた感じがありますね。
「で、その『環境に対してメタ性能を発揮する非常に少ないポケモン』って具体的に何だよ!」というツッコミに関してはまだ考察不足故に断言はできないのですが、敢えて言うならば以前少し話題になったミストorサイコシードバルジーナ、あとはヌメルゴン辺りだと思います。
まあ雑にテテフウインディを使っているだけでまだ勝てる環境であるのも確かなので、変にメタを狙って四苦八苦するよりも素直に環境トップを使う方が丸いかもしれません。
(本当は1ページ以内でドヤ顔しようと思って8位でスクショを撮っていたんですが、だらだらと記事を書いていたら気付けば1ページ外でした><)
ポケモンバンクも解禁されてようやく本腰を入れ始めるプレイヤーの参入、バンク解禁に伴う最遅メタモン解禁によるギガイアスやポリゴン2の厳選環境改善、エンニュートなどの有能遺伝技持ちの解禁とまた1つ環境が変わろうとしています。
僕個人としてはテテフちゃんと添い遂げると決めているのでそこまで変化はないですが、最低限レートには潜り続けて環境に乗り遅れないようにしたいですね。
Re:ゼロから始めるアローラダブル【ポケモンランクver2.0&環境考察編】
上位勢によるカプ・レヒレでの成功により空前絶後のカプ・レヒレシーズンが到来中。
これにより水が一貫しやすい甘えたPTは全て濁流の底へと沈む結果に。
そしてカプ・レヒレとの親和性、また、相手側が使うカプ・レヒレへの対策枠としても扱えるカミツルギが爆発的に増加。
ガブリアス、カプ・コケコ、カプ・テテフ、ウインディ、トリトドン、テッカグヤ、アローラガラガラ、ポリゴン2辺りから6体選択だったスタンPTはカプ・レヒレ、カミツルギ、ウインディ、キュウコン+2体という形になっていきました。
全くもってメタゲームの変遷をひしひしと感じられる時代になったものですね。
さて、前回のポケモンランク考察は言わば発売前予想、この辺りで事実に基づいたポケモンランクをもう一度設定する必要があるでしょう。
今回も【A+】ランクのポケモンまでは軽いコメントを書いていきつつ、加えて現環境に対する考察も軽く書いていけたらと思います。
では、以下ポケモンランクです。
【S+】
ポリゴン2
テッカグヤ
カプ・テテフ
【S】
カプ・レヒレ
カミツルギ
ガブリアス
カプ・コケコ
ウインディ
アローラベトベトン
カプ・ブルル
【A+】
アローラガラガラ
ヤレユータン
ギガイアス
コータス
オニシズクモ
ペリッパー
ゴルダック
トリトドン
ウツロイド
フェローチェ
メタグロス
アローラキュウコン
ポリゴンZ
アローラライチュウ
【A】
ボーマンダ
ミロカロス
プテラ
ガオガエン
バイバニラ
ヌメルゴン
ギャラドス
カビゴン
ジジーロン
エルフーン
ドレディア
【B+】
ジバコイル
ジャラランガ
シルヴァディ
タイプ・ヌル
デンジュモク
ワルビアル
ゲンガー
ニョロトノ
ムーランド
オドリドリ
ハリテヤマ
【B】
ファイアロー
バンバドロ
ミミッキュ
ラプラス
マニューラ
オーロット
カイリュー
マッシブーン
【C】
その他
~【S+】ランク~
「安定性」、その一言に尽きる性能。
カプ・テテフのサイコフィールド下エスパーZを8割前後に抑えるのは流石の耐久値。
タイプ相性外でガブリアスとカプ・コケコに強いと言えるポケモンでもあり、殴り合っているだけで強い汎用性は環境トップの名にふさわしいものです。
特に後発で出てくるポリゴン2は既にZ技を消費していたり有利なポケモンが場に居なかったり、とにかく処理しにくいので個人的には誰かに挑発を仕込みたいかな、と考えています。
最近はポリゴン2に対するマークが厳しいので出さないことも多いとは思いますが、抜いたら抜いたで欲しくなるタイプのポケモンだと思っています。
⚫テッカグヤ
身代わりを置いて宿り木の種で相手を詰めていく様はさながらギルガルドとナットレイから産まれた子供のよう。
ワイドガードや毒々も技候補に挙がりますが単体性能だけを意識するなら基本的な宿り木身代わり構成が1番良いと思います。
強いて言うならば火焔放射は現レヒレカミツルギ環境に於いてかなり刺さる技であり、「テッカグヤミラーを意識しての火焔放射」は失敗でしたが「対カミツルギとしての火焔放射」なら相当活躍する技なので環境を見て入れていくのも一考の余地アリかと。
ポリゴン2やトリトドンと泥沼合戦をしばしば引き起こすので技のPPは全て最大値まで増やしておきましょう。
一部の層では特化鉢巻テッカグヤなんて代物が使用されているようで、環境に新しい風を巻き起こしてくれるかもしれませんね。
⚫カプ・テテフ
前ポケモンランクではまだフィールドの維持しやすさ、Z技の火力、使い勝手その他がわからない状態だったので「等倍こそ取りやすいが特定の役割を与えにくい」と【A】ランクの評価をしましたが、成る程エスパーZで吹き飛ばしてしまえば素早さ種族値95未満には実質“役割”が持てています。
しかし、火力こそ癖になるものを誇っていますが素早さ種族値は並+@、耐久値(特に防御方面)に至っては紙に近いレベルであり、「相手1体を飛ばしたはいいものの裏から出たポケモンに縛られこちらが動きにくくなる」という、言わば「負けの原因」になりやすいポケモンでもあります。
(臆病CSみたいな振り方をしてしまうとカミツルギの威嚇込みスマートホーンですらギリギリ飛びます……。威力70、とは?)
特にトリックルーム相手だとせめて等倍1発でも耐えてくれれば捌けたのに……と思うタイミングは多々あり、上記2体が誇る「安定性」という意味ではややスペック面では劣るものがあるでしょう。
拘りスカーフは上から殴りやすくなることで上記の点を(ある程度は)回避可能ですが、肝心の火力が中途半端になってしまったりトリックルームに対して更に薄くなってしまったりと問題点も抱えています。
かといってSを落としすぎると相手側のウインディなどにいいようにされてしまうので今のカプ・テテフは最速を確保しつつ防御意識、残り特攻みたいな振り方が丸いかもしれませんね。
~【S】ランク~
⚫カプ・レヒレ
まず、何故眼鏡濁流が強いのか。
そして、何故命中不安技を連打しても勝てるのか。
その答えは「VGC2017はどのようなゲームなのか?」という問いに隠されています。
例えばVGC2015で(雨下眼鏡キングドラのようなポケモン以外で)ただ濁流をするのが強いというポケモンが居たでしょうか?
僕が知る限りでは居ないと思います。
それは、VGC2015が「サイクルを回しつつ、各々に与えた役割を遂行させるゲーム」だからです。
故に役割を遂行させるためにはそのポケモンが生きている必要がある=「数は正義」であり、例えばガルーラミラーのどこかでこちらの霊獣ランドロスが落ちて3-4になってしまうと自身のサイクルが瓦解していき相手側の霊獣ランドロスにどんどん役割を遂行されてしまう、といった負け方をしてしまうわけですね。
(これは環境トップのガルーラが猫騙しを覚えるので特にサイクルを回しやすく、数さえいれば各々の役割を遂行させやすかったという理由も大きいでしょう)
ここでは単なる等倍技は意味を成さず、スカーフによる抜群技や威嚇といった「役割を遂行させやすい性質」が好まれ、実際強かったのです。
そして、それとは正反対の性質を有するのがVGC2016。
VGC2016は「盤面を整えて伝説を押し付け、相手を裏のポケモンごと壊滅させるゲーム」です。
このゲームは数が正義とはならず、自身の伝説を押し付ける為ならば平気で味方を捨て駒として扱い、逆に相手側が扱う伝説の押し付けを拒否できる性質を持ったポケモン(ゼルネアスに対する電磁波ボルトロスなど)、或いは自身が扱う伝説の押し付けを補佐するポケモン(ドーブルやドータクンなど)が好んで使われました。
この手のゲームは特に相手の裏を考える必要があり、安易に相手を落としてしまうと今ある盤面で対処不可能なポケモンが出てきてしまい結局裏ごと倒されてしまうという流れがよく発生します。
「とりあえず目の前にいるポケモンを倒したら相手側の死に出しゼルネアスに対処できない盤面であり、そのまま積まれて轢き殺された」なんて経験、1回くらいあるのではないでしょうか?
そして、肝心のVGC2017は簡単に言うと「4体を総動員させて雑な確定2発、抜群技とZ技の確定1発を押し付け合うゲーム」です。
(素早さを弄る技が少ないので本当に殴り合いであり、そういう意味でも『耐久値による行動保証』というのはVGC2015、2016以上に意識すべき事柄と言えるでしょう)
ここでようやくカプ・レヒレの濁流の話に戻ります。
そもそも確定2発の投げ合いの中でカプ・レヒレは確定3発にする耐久があるのでその時点で一手有利(濁流を1回外してようやくイーブン)です。
加えて濁流とは相手2体に当たる技であり、ここがポイントで、このゲームは基本的に「等倍確2の『単体技』を投げ合うゲーム」なのです。
つまり、等倍確2の火力が相手1体に当たればダメージレースでは(理論上)特に問題は発生せず、濁流両外しの確率は2.25%なので97.75%で仕事をする技と言えてしまいます。
(まあ外す方向などがあるので『問題が発生しない』は少し盛っている感じがありますが、イメージとして捉えていただけたらと思います。
何だかんだ言いつつ72.25%で両命中する技ですからね)
ここまでの性質に加えてカプ・レヒレは相手のカプ・コケコ、カプ・テテフのフィールドを打ち消すことができるので更にダメージレースで優位な状況に持ち込むことが可能であり、ここまでの条件が揃えばもう強いポケモンであることは明白でしょう。
ということで【S】ランク最上位のカプ・レヒレでしたが、性質上守れないという点が1つ、そして「本当に、現環境に存在するこのタイプのカプ・レヒレが“最適解”なのか?」という点の2つでまだ思考の余地があってもいいと感じたので【S+】ランクは見送りました。
とはいえ限りなく【S+】に近い【S】であり、現環境の型も十二分に強力な型だとも思っています。
⚫カミツルギ
最初は見向きもされなかった紙剣ですが優秀なH-Bライン、素早さ、カプ・レヒレとの親和性辺りが見直されて神剣に。
実際素早さ種族値109はカプ・コケコとスカーフ持ちを除けばほぼ最速(アローラキュウコンとは同速)であり、確定2発の投げ合いなら先に動いた方が有利に決まっているのでそりゃ強いといった感じですね。
草Zでガブリアスが飛ぶのも魅力というか、そもそもガブリアスより速くて等倍技でガブリアスを飛ばせるポケモンってめちゃくちゃ貴重なのでそれだけで一定数の需要があると思います。
対テッカグヤはテッカグヤ側に火焔放射があればテッカグヤ側の勝ち、無ければカミツルギ側の勝ちなので何とも言えないところですね。
「威嚇込み地震なら余裕で耐えるっしょ~」とウインディを動かしたら地面Zでオワる流れ、まだやらかします。
大体が地面Z、拘りスカーフですが突撃チョッキ持ちも一定数存在しているイメージですね。
何をさせても強いのは証明済みなので【S】ランクに相応しい性能ですが、環境のポリゴン2、テッカグヤ、カミツルギ辺りに不利なので【S+】ランク入りは諸説あるかと。
⚫カプ・コケコ
使っているとやはり種族値配分の歪みからか微妙な数値の低さを感じますが、まともな電気打点持ちが彼しかいないので「仕方無く」このランクに。
ガブリアス引き読みマジカルシャイン選択は普通なのでスカーフor対面以外ではガブリアスでカプ・コケコに勝てると思わない方が良いでしょう。
強特性を持ってなお「ボルトロスやサンダーが居ればそっち使いたいなぁ」となる辺り、「浮いている電気」というのがどれだけ貴重で強いのかがわかりますね。
進化の輝石で数値が跳ね上がるポリゴン2を除けばガブリアスと共に一般枠最強クラスと言っても過言ではないでしょう。
鬼火バクア型は外しが怖いので僕なら単純に物理型を使いたいと思います。
カプ・テテフとの対面は双方苦しい顔をすることで有名。
⚫アローラベトベトン
とにかく処理しにくいことで有名なポケモン。
特性を使っているとはいえ、あの耐久値を持ちながらオボンの実のノリで体力を半分回復し始めるのは完全にズル。
このポケモンも「確定2発環境に於ける確定3発ポケモン」であり、毒づきをバラ撒いているだけで勝手にダメージレースでの有利を得ていく謎。
加えてめちゃくちゃ珍しいはたき落とす持ちであり、ポリゴン2に対して毒々やタイプ相性外で有利を取ることが可能な超有能ポケモンでもあります。
唐突に小さくなるヤツはイラっとするのでテッカグヤのベビーボンバーに屠られてください。
⚫カプ・ブルル
カプ系で1番下に置きましたが、他が強いだけでこのポケモンも一線級のスペックを誇っています。
グラスフィールド下のウッドハンマーとウッドホーンが完全にズル。
特に盤面有利の時に撃つウッドホーンがズルであり、せっかく削った体力もグラスフィールドと合わせてほぼ全て回復されてしまいます。
カプ・レヒレが流行っている今、使うならこのタイミングかもしれません。
~【A+】ランク~
⚫アローラガラガラ
スタンPTのアローラガラガラは弱いと思いますがトリックルームを絡めてあげるとあら不思議、甘えた相手は全て吹き飛ばせる殺戮マシーンに。
スタンPTでは弱いと言いましたがテッカグヤと並ぶのは何だかんだ面倒なので、やはりガラガラを使うならポリ2テッカグヤのようなスイッチトリパが1番でしょう。
⚫ヤレユータン
采配が強いのはまあ分かっていたことなのでいいとして、やはりこのタイプのトリックルーマーにありがちな「オボンorメンタルハーブ」の択がどうにも辛い印象です。
特にZ枠をカプ・テテフに割いている人間は「高火力集中でオボン貫通」という択も取れないのでどうしたものかといった感じで、1番分かりやすいのは吠えるorドラゴンテールの採用なのですが枠が無かったりそもそも相手がラスト2匹だと意味が無かったりで片手落ちです。
1番良いのはこちらもトリックルーマーを採用してトリックルームを返すことかもしれませんね。
合計種族値515にも関わらず素早さ種族値が25という種族値配分効率の良さ。
カプ・コケコ君見習って。
雑に強そうなポケモンを集めると雨、晴れPTに轢き殺されるのでこういう天候ポケモンは1匹くらいPTに組み込みたいところです。
ワイドガードを覚えるのが地味に厄介で、これにより地面Z以外のガブリアスじゃ安定して処理可能とは言い切れません。
単体高火力技が命中不安のストーンエッジになりがちであり、その弱点をカバーする岩Zはかなり強いイメージですね。
⚫コータス
甘えた相手を殺す性能は最高レベル。
何なら2-4からでも余裕で捲れる圧を有しています。
しかし、炎単タイプかつ低種族値故に対策がしっかりしている相手だとかなり動きにくい印象があり、そういう意味でギガイアスより1つ下に位置付けました。
とはいえ無天候スタン相手なら多少不利でも強引に押していけるくらいのスペックはあります。
⚫オニシズクモ
発売直後のランク付けでは全く意識していなかったのですが、特性が異常に強いおかげでトリックルーム下のエースとして、或いは蓄えるによる詰みポケモンとして使われるようになりました。
水泡の水強化は言わずもがな、炎タイプ半減の効果もウインディのフレアドライブなどで処理できないことに繋がっており相手にするとかなり厄介です。
加えてワイドガードも覚えるので外見よりかは痒い所に手が届くポケモンですね。
最近はキュウコンレヒレカミツルギのようなPTが増えており簡単に水の一貫を押し付けて勝つのは難しくなりましたがそれでも後発から削れた相手を一掃するくらいの圧力は健在。
雨ターン凌ぎで守るを誘う以上ゴルダックのアンコールは強技です。
当たるならタラプ毒々再生のような個体が多い印象ですがどうにもカミツルギが辛い印象。
カプ・レヒレの濁流は呼び水でも隣に当たってしまうのがまたなんとも……。
とは言いましたが逆にそれらが入ってないPTに対する詰ませ性能はかなり高いので他5体で対策できている場合なら十分に考えられますね。
⚫ウツロイド
鋼には弱くとも鋼以外に強ければ無問題。
ウツロイドと後述するフェローチェは本当に「気付いたら重くなっている」というパターンが殆どであり、特に毒+岩の打点はカプ系統とウインディにガン刺さりするのでそりゃ重くない筈がないよなぁという。
カミツルギ入りならまだマシかもしれませんね。
⚫フェローチェ
このポケモンも変な刺さり方をするので相手にしていて嫌なポケモンです。
最近は格闘Zなんてのもいるようで、前にも増して尖りポケモンになってしまいました。
個人的な話としてこういう尖りポケモンはあまり好きじゃないので詳しく考察できてないのですが、もしかしたらもっと面白い使い方ができるポケモンなのかもしれません。
鋼枠がテッカグヤからメタグロスに移る前にカミツルギに流れてしまった悲しみ。
それでも数値自体はめちゃくちゃ高い先制技持ちなのでいつか必ずメタグロスの時代が訪れると思っています。
⚫アローラキュウコン
もう少し特攻が高ければ【S】ランク入りだった気がします。
それでも霰によるスリップダメージ、ガブリアスへの選出抑制性能、オーロラベールの強さを考えるともう少し上に位置付けても良かったかもしれません。
でも本当に火力無いんですよねこのポケモン……。
スカーフ破壊光線とテクスチャーZの択が強力ですが、段々とバレてきた節があるのでZを使う場合はもう一工夫欲しいところです。
この辺りのポケモンは前回のポケモンランクから特に変わっていないので書くこともあまりないですね。
⚫アローラライチュウ
少し前なら「カプ・コケコ+アローラライチュウ+カプ・テテフで組ませてアローラライチュウにエスパーZを持たせる」というPTがありましたが今でもかなり通用しそうですね。
特に素早さ種族値110というのが素晴らしく、カミツルギの上から(半減とはいえ)ゴリ押していけるのはかなり高評価ポイント。
数値には少しばかり不安が残りますが、環境には刺さっているのでこの先また増えてもおかしくないポケモンです。
と、ポケモンランク+若干の環境考察でした。
最近色々なブログを見て回っているのですが、テテフポリ2テッカグヤみたいなPTが「古代のスタン」とか言われているらしく環境の変化スピードに驚いています。
この記事が公開される頃には既にカプ・レヒレが時代遅れになっていそうで若干怖いのですが、そこはまあご愛嬌ということでひとつよろしくお願いします。
と、気付いたら結構な分量になってしまったので今回はこの辺りで終わりにしたいと思います。
久々の更新でしたがここまで読んでいただきありがとうございました!
あけましておめでとうございます
今年も1年よろしくお願いします!
Re:ゼロから始めるアローラダブルStartDash!【ガブコケコ】
やっと構築記事を書くことができました、やはりレートは楽しいですね。
とはいえこの構築自体はまだ納得がいくものとは到底言えないものであり、事実レートも1850ちょっとなのでタイトル通り「これからアローラダブルを始める人間が上手にStartDashをキメられるよう参考にする構築」程度に見ていただけたらと思います。
(一応証拠画像です、勝率も6割ちょっとなのであまり良くないですね)
http://maplecat.hatenablog.com/entry/2016/12/23/075357
(ちなみにこちらの記事には僕自身が現環境のアローラダブルに関して感じたことを書いています。
読まなくても問題は無いですが、少しばかり理解が深まるかもしれません)
このようなPTメンツになった理由として、まずポリゴン2軸のスタンorスイッチはミラーに自信が無く、かといって毒再生による耐久戦法や鬼火バクアで微アドを稼ぐ構築は技外しや急所が怖いので環境を知る初期段階から使いたくないというものがありました。
また、各種天候パについてはまだ所持個体が少なく満足のいく構築が組めそうにないという点から断念。
結局のところやはり上から殴り勝つのが正義だろうということで、「素早さ至上主義」であるポケモン達が集まる結果になりました。
具体的にはS130族で優秀な攻撃性能を持つカプ・コケコの採用、陽気スカーフガブリアス、最速カプ・テテフ&ウインディといったところです。
では、以下個別解説を行います。
⚫ニョロトノ@ソクノの実
控えめ H252 C252 D4
熱湯 冷凍ビーム 滅びの歌 守る
雨を降らせることでテッカグヤの性能を擬似的に上げたり、逆に相手のテッカグヤやその他詰ませポケモンに対しての切り札として採用しました。
テッカグヤは大抵カプ・コケコと同居しており、そのカプ・コケコに怯えてニョロトノを選出できなくなってしまっては本末転倒なのでソクノの実を持たせて強気に出していけるように。
選出率自体はそこまで高くないですが、刺さっている相手に対して出すタイプのポケモンなので勿論出した試合では活躍してくれました。
⚫テッカグヤ@食べ残し
生意気 H252 D252 B4
ヘビーボンバー 火炎放射 宿り木の種 守る
基本的なゾンビカグヤですがミラーを意識して火炎放射を持たせました。
結果、両刀となりS下降補正に。
正直な話、これは失敗でした。
こういう系統のポケモンは身代わりを覚えている方が詰ませ性能が高くなるのは勿論なのですが、僕はその枠を火炎放射にしてしまいました。
つまり「ミラーを意識しすぎた結果、自身が持つ本来の役割(=相手を詰ませる)遂行能力を下げてしまった」のです。
また、身代わりという技はテッカグヤミラーでも有効に働くので尚更火炎放射の枠は身代わりが正解だったという話ですね。
次のテッカグヤは陽気で厳選しようと思います。
⚫カプ・コケコ@風船
臆病 C252 S252 B4
10万ボルト 放電 マジカルシャイン 守る
基本的な放電カプ・コケコ。
「地震を撃ちつつ電気技も撃ちたい場面」が多すぎて風船持ちになりました。
ちなみに風船を持つとエレキフィールド補正を受けられないので想像を絶する火力の低さになります。
初手で他のカプを合わせられエレキフィールドを書き換えられても「あ、いいよいいよ、どうせフィールドの恩恵受けてないし」と、精神的余裕を得られる点はプラスかもしれません。
⚫カプ・テテフ@エスパーZ
臆病 C252 S252 H4
最強幼女、それだけ。
エスパーZで相手を吹き飛ばして勝ちます。
⚫ウインディ@拘り鉢巻
陽気 A252 S252 H4
甘えたテッカグヤを許さない鉢巻フレアドライブ。
アローラベトベトンを一気に7割削ったりと、火力を持たせて損は無かったと思います。
唯一、カプ・テテフと同時選出をした際に間違って神速を押してしまうバグさえ無くなればもっと強くなれそうです。
⚫ガブリアス@拘りスカーフ
陽気 A252 S252 D4
ドラゴンクロー 地震 岩雪崩 毒づき
そもそも「地面耐性をテッカグヤ(とボーマンダ)に任せるだけで他はガン舐めしているPT」が多すぎると感じたので地震放電したい!と思いこのPTを組んだので、コンセプトに恥じない活躍をしてくれました。
地面技が一貫した状態でのスカーフ地震はどんな劣勢でも捲れそうな“圧”があります。
意地ではなく陽気なのは無振りカプ・コケコが陽気ダブルダメ地震でも落ちるので、それならミラーや意地スカガブ抜きの甘えた天候アタッカーなどを抜きたいと思ったからです
http://maplecat.hatenablog.com/entry/2015/12/12/164658
イメージとしてはこの「陽気最速スカーフランドロス」に通じるところがあるので、世代こそ違いますがこちらの記事も是非読んでいただけたらと思います。
と、ここまで書いてきましたが冒頭にも記した通り正直まだ納得のいく構築ではないのも事実なので改良を重ねてもっと高いレートに到達したいですね。
環境がコロコロと移り変わり、今はテッカグヤも少しばかり数を減らしてきているのでニョロトノの枠は別のポケモンでもいいかもしれません。
それでは今回はこの辺りにしたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
WCSルールに50戦近く潜って感じたこと
“上手く勝てない”
“勝てても綱渡り感が酷い”
“決して致命的な読み負けをしたわけではないのに何故か後半に辛くなってズルズル押し込まれる”
WCSルールを始めたばかりの時にこのような経験をした方はいませんか?
僕は正にこのパターンで、2~3日前にWCSルールに初めて潜った直後は何故か全く勝てませんでした。
26勝24敗1525、今までに感じたことのない屈辱です。
1900は通過点、1800なんざ30~50戦で踏んでナンボと豪語していた僕のなけなしのプライドは完全にブチ壊されました。
何故勝てないのか、そして、どうしたらいいのかを数日考えた結果として少しばかり浮かんだ思考を現環境と交えながら徒然なるままに綴ったのが今回の記事です。
今使用している構築の記事は明日か明後日に書くので「もうそのレベルは突破したよ」という人はあと少しお待ちください。
さて、まずこのルールに関して、とにかくS種族値による上からの単純な殴り合いをする場面が多いです。
というのも当たり前、
「S操作ポケモンの殆どが“““ゴミ”””しかいない」
悲しい現実です。
マトモと言えそうなのは精々ポリゴン2とヤレユータン、しかも双方トリックルーマー、追い風使いに至ってはプテラ、エルフーン、ファイアローしか使えるレベルに達するポケモンがいないという大惨事。
「高耐久で場に居座りつつ試合の流れの組み立て役をこなすポケモン」がいない以上、Sの高いポケモンで縛ることが勝利に直結、また、環境に多いポケモン的に確定2発の殴り合いになることが大半なので(仮に序盤が有利でも)相手に上を取られる盤面を作ってしまうだけでズルズルと殴り負けてしまう試合が殆ど。
これがWCSルールを始めたばかりの人が陥りやすい「序盤特にミスったわけでもないのに何故か負ける」の正体です。
そして各々がS操作不足による負けを解消させようとした結果、環境には唯一の司令塔役をこなせるポリゴン2が増加、これは先日ロンドンで行われたヨーロッパインターナショナルチャンピオンシップス内での使用率1位がポリゴン2だったことからもわかると思います。
環境は
②スイッチトリルや微アドを重ねるスタンとして立ち回る
(カプ・テテフ+ポリゴン2orヤレユータン+アローラガラガラ、トドンウインディ)
③スカーフや速いポケモンで上から押しきる
(①、②などとも絡む。特にスカーフガブリアスorカプ・テテフ辺り、或いは襷フェローチェ)
のような派閥が形成。
そして最近は
④確2同士の殴り合いを自分だけ確3に持ち込む
(カプ・レヒレ、ギガイアス、アローラベトベトン、トリトドン)
といった耐久ポケモンが増え、そして②と④に共通する耐久ポケモン同士の不毛な争いを避けるために毒々を誰かに仕込む、という構成が台頭してきている印象です。
また、それら受けポケを破壊する為に命の珠以上の火力増強アイテムを持たせたり、或いは火力ポケモンの耐久を微妙に伸ばすことで殴り合いで優位に立つ(例:HBカプ・テテフ)という思考の持ち主も増えてきました。
ちなみに先程④の項で出たカプ・レヒレは今割とアツいポケモンなのでまだノーマークだった人は要チェックですね。
ちなみにこのアカウントは「カプ・レヒレはカプ・コケコと同じレベル、或いはそれ以上に強いポケモンである」という事実を2億年前から主張しています
— ターニャ・デグレチャフ (@MapleCat_87) 2016年11月9日
オタク、先見の明アリ???
これを言いたいだけに書いた約1000字、というのはまあ冗談ですが、とにもかくにも環境はこのような流れを形成しているわけです。
なので、今勝てない方はまずこの流れの内のどれかに身を預けましょう。
そして、ある程度勝てている方は自身が新たな派閥の開拓者を目指しましょう。
“まだ”群雄割拠のアローラダブル、時代を作るのは果たして誰なのか。
(ちなみに僕は今から新しく考えるなら追い風だと思います。あとペリゴルダックの追い風は卑怯)
タイトルの書き方を忘れました
アローラ!(お久し振りの姿)
いや、ブログ更新に飽きたとかそういう話ではないんです。
単に「僕の人生があまりにもブログ映えしない出来事に溢れたものであった」という話でありまして。
強いて言うならば「他人からコラ画像を作られるのが嫌でポケサーを辞めてしまったH君とゼミの新歓で1年振りの再開を果たし和解した」
とか
「忘年会後の二次会オタクカラオケでDaydream caféが流れた瞬間に総勢15名近くのオタク全員が一斉に兎飛びを始めて有り得ないレベルでキツかった」
とかなら話のネタはあるんですが、まあブログ向けの話題じゃなさそうなので書きませんでした。
加えて「格好のブログ更新ネタであるポケモンがブログのネタにならない」というのが致命的でして。
まあレートに潜れていないのでネタも何もあった話じゃないんですよね。
カプ・コケコとカプ・テテフのガンテツボール厳選は終わったんですが、如何せんLV100にするのが遠すぎます。
とまあそんなところで更新が滞っていたんですが「流石に2週間は放置しすぎた」と思い戻ってきました。
とりあえずカプ系のレベルがあと20上がればレートに潜ることができるので、あともう少しお待ちいただければと思います。
その間は最近ハマっているヴァイスシュヴァルツのネタや15日に大型バージョンアップを遂げたmaimaiの話をしたいなぁと思ったりです。
ということで生存報告でした。
学年対抗戦出場選手の募集について
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— チャキ (@chaki_ryuseigun) 2016年12月1日
学年対抗戦の季節がやってきました
第2回ポケサー学年対抗戦概要 - とつげきチャキhttps://t.co/z9SC7CGy6o
第2回ポケサー学年対抗戦の開催です!
「ポケサー学年対抗戦って何?」という方は、下に第1回学年対抗杯に関するブログのURLを貼るので参考にしていただけたらと思います。
http://chakirap.hatenablog.com/entry/2016/10/10/134808
(こちらが第1回の募集記事)
http://chakirap.hatenablog.com/entry/2016/11/01/232535
(こちらが第1回の結果記事)
僕が率いる第2学年チームは前回同様に「全試合異なる人物での出場」を考えているので
シングル:6人
WCSルール:6人
マルチ:6人
バトルロイヤル:1人
の、計19名を募集しています!
さあ、今こそリベンジの時。
前回覇者の椅子に座りふんぞり返っている第3学年を、その椅子から叩き落としてやろうではないか!